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OpenAI Blog

Airbnb、社内開発環境に「GPT-6 Astra」などOpenAIの最先端モデル導入を拡大 機能リリース速度は前年比80%増

要点

  • AirbnbはOpenAIとの新合意に基づき、エンジニアリングおよび製品開発チームに対する「GPT-6 Astra」などのフロンティアモデルの提供範囲を拡大した。

  • モデルへのアクセスは、OpenAI APIに加え、クラウドサービスのAmazon Bedrockを通じても行われる。

  • 社内テストでは、戦略文書作成などの非コーディング業務において、他モデルで20回以上かかっていたやり取りが3〜4回で完了するなど大幅な効率化が確認された。

  • Airbnbでは開発チームによる新機能のリリース数が前年比で約80%増加しており、検索や不正対策、保険請求などサービス全般でもAIモデルの活用が進んでいる。

  • 米Airbnbは2026年9月23日、米OpenAIとの新たな契約に基づき、エンジニアリングおよび製品開発チームに対して「GPT-6 Astra」をはじめとするOpenAIの最先端モデルへのアクセスを拡大したと発表した。開発チームはOpenAI APIに加え、米Amazon Web Servicesが提供するAIプラットフォームであるAmazon Bedrock(複数の基盤モデルをAPI経由で利用できるフルマネージドサービス)を通じてこれらのモデルを利用できる。Airbnbではすでに開発チームによる新機能のリリース数が前年比で約80%増加しており、今回のモデル拡充によって開発スピードとサービス改善のさらなる加速を図る。

開発者向けAI環境の刷新と提供基盤の拡充

AirbnbはこれまでもOpenAIと長年にわたる協業を続けており、コード生成特化型AIであるCodexや、「GPT-5.6 Sol」「GPT-5.6 Terra」「GPT-5.6 Luna」といったモデル群を開発環境に導入してきた。同社のエンジニアは、これらのモデルを組み込んだ社内向けAIアシスタントを活用してプログラムの作成を行うほか、遠隔で自律的にタスクをこなすAIエージェントの構築などを進めてきた経緯がある。

今回の合意により、Airbnbの開発現場では最先端の能力を持つフロンティアモデルであるGPT-6 Astraがより広く利用可能となった。OpenAIによると、開発者や企業の間ではコストパフォーマンスと効率性に優れたGPT-5.6 TerraやLunaの導入がすでに広がっていたが、GPT-6 Astraの登場によって企業やビルダー層による最新モデルの採用ペースが一段と加速しているという。

コーディング支援にとどまらない効果と経営陣の評価

AirbnbにおけるGPT-6 Astraの初期検証では、単なるプログラミングコードの生成を超えた幅広い業務で顕著な成果が示されている。具体的には、原因特定が難しい複雑なバグの追跡や、システム設計の具体化、技術的なアプローチに関するブレインストーミングなど、エンジニアリングの構想段階や高度な設計業務において開発者を支援している。

さらに、ソフトウェア開発以外の業務でも高い処理能力が確認されている。戦略文書の作成などを含む非コーディング作業のテストでは、従来の他モデルを用いた場合に20回以上のやり取り(ラウンド)を要していた出力が、わずか3〜4回の反復(パス)で優れた水準に到達したと報告されている。

今回の導入拡大について、Airbnbの最高技術責任者(CTO)を務めるAhmad Al-Dahle(アフマド・アル=ダーレ)氏は、次のようにコメントしている。

「当社の開発チームは、1年前と比較しておよそ80%多くの機能を出荷(リリース)しています。GPT-6 Astraを含むOpenAIのフロンティアモデルは、その勢いを維持し、より優れた製品をより迅速に構築する上で、当社の開発者向けツールにおける極めて重要な要素となっています」

また、OpenAIの最高レベニュー責任者(CRO)であるDali Rajic(ダリ・ラジック)氏も、Airbnbの取り組みについて次のように評価している。

「AirbnbはAIを活用してソフトウェアの構築方法そのものを再考してきました。GPT-6 Astraのようなモデルへのアクセスを拡大することで、チームはアイデアを本番環境へとこれまで以上に素早く移行できるようになります。Airbnbがエンジニアリング全体、そして何百万人ものゲストやホストのために構築する体験においてOpenAIの機能を活用するなか、協業を深められることを誇りに思います」

宿泊から移動まで網羅するサービス全体へのAI適用

AirbnbにおけるOpenAIモデルの活用範囲は、開発者向けの社内ツールにとどまらない。同社が運営するマーケットプレイスの基幹機能においても、AIおよび機械学習技術が広範に組み込まれている。

元記事によると、具体的な適用分野は以下の通りである。

  • 検索機能: ゲスト(宿泊客)のニーズをより深く把握し、求める滞在先や体験の発見を支援する。
  • 不正防止: プラットフォーム上における不正なコンテンツや不審な請求を早期に検知・特定する。
  • カスタマーサポート: 旅行計画に変更が生じた際、ゲストへの案内や問題解決をスムーズに行う。
  • 保険金請求処理: ホスト(宿泊施設や体験の提供者)に対する保険金の支払いを、より迅速かつ容易に完了できるよう手続きを支援する。

現在、Airbnbは宿泊施設だけでなく、各種サービス、体験プログラム、空港送迎、レンタカーの手配など、旅行に関わる多様な要素を1つのアプリに統合する取り組みを進めている。旅行体験全般を網羅する新機能の構築にあたり、OpenAIのフロンティアモデルは、開発チームが迅速に開発を進め、次世代の機能を切り拓くための基盤として機能しているという。

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