Anthropic、AI管理開発ツール「Anthropic Console」を刷新 プロンプトのチーム共有や「Claude 3.7 Sonnet」の思考制御に対応
要点
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Anthropicは、AIの構築やテスト、改善を共同で行える管理開発ツール「Anthropic Console」を大幅に刷新した。
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新機能として、開発チーム内でプロンプト(AIに対する指示文)を共有・共同編集できる共有ライブラリが追加された。
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最新モデル「Claude 3.7 Sonnet」に対応し、モデルが回答に至るまでの詳細な思考プロセスを制御・調整する機能が利用可能になった。
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プロンプトの自動生成やテスト、他のAIモデルからの移行支援など、開発から本番適用までを一貫してサポートする。
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米AIスタートアップのAnthropic(アンソロピック)は2025年3月6日、同社のモデルを利用したAI開発を支援する管理ツール「Anthropic Console」のアップデートを発表した。チーム共同での作業を円滑にするプロンプト共有機能や、最新モデル「Claude 3.7 Sonnet」が持つ思考プロセスの制御機能が追加された。アップグレードされたConsoleはすでに全てのユーザーに向けて提供されている。
プロンプト共有によるチーム共同作業の円滑化
AIアプリ開発において、プロンプトの品質は成否を分ける重要な要素だ。しかし従来は、開発者や製品マネージャー、QA(品質保証)スペシャリストなどの複数人が共同作業をする際、チャット等でプロンプトをコピー&ペーストしてやり取りしていたため、バージョン管理が難しく、情報の属人化が起きやすかった。
追加された「共有プロンプト」は、組織内でプロンプトを一元管理し、標準化する仕組みを提供する。メンバーは共通のライブラリにアクセスし、共同でプロンプトの改善を行える。これにより、ベストプラクティスを定着させ、Claudeを組み込んだアプリの品質を一定に保つことが容易になるという。
「Claude 3.7 Sonnet」の思考プロセス制御に対応
最新のAIモデル「Claude 3.7 Sonnet」へのサポートも追加された。同モデルは、即時応答に加え、回答に至る推論ステップを詳細に示す「思考(extended thinking)」を出力できる。
刷新されたConsoleでは、「extended thinking」を有効にした際プロンプトの最適化が容易になった。本機能をオンにして使うことを指定するだけで、Claudeがその特性に合わせた最適なプロンプトを生成する。さらに、思考プロセスで消費するトークン(AIがテキストを処理する際の最小単位)の最大数を制限する「思考予算(thinking budget)」の制御も可能になり、開発者がリソースを細かくコントロールできるようになった。
開発サイクルを加速する支援ツール群
Consoleには、プロンプトの作成からテスト、本番環境への導入までを網羅する各種支援ツールも整理されて提供されている。
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プロンプト作成とAPIテスト
テスト環境「Workbench(ワークベンチ)」では、プロンプトの構造化や実行例の埋め込み、外部ツールの統合が行える。インタラクティブな環境でAPIコール(外部の機能を呼び出すこと)を実行し、その場で挙動をテストできる。 -
プロンプトの自動生成
実現したいタスクの概要を記述するだけで、Claudeが「chain-of-thought(段階的に推論させる設計手法)」などの技術を適用し、的確なプロンプトを自動生成する。 -
モデル応答の比較評価
実際のユースケースに基づいたテストケース(評価用の入力セット)を自動生成し、複数のプロンプトの回答を左右に並べて比較できる。テストを実行して応答の品質を採点し、データに基づいたデプロイ(システムを利用可能な状態に配置すること)判断を行える。 -
プロンプトの自動改善
高度なエンジニアリング技術で既存のプロンプトを自動改善する。手書きプロンプトの最適化だけでなく、他のAIモデル用に書かれたプロンプトをClaude向けに移植する際にも役立つという。
プロンプトの調整が完了した後は、「Get Code(コード取得)」をクリックすることで、本番環境に即座に適用可能なAPIコールのコードが取得でき、スムーズにアプリに組み込むことができる。
利用開始方法
新しくなったAnthropic Consoleは、Webサイトにログインすることで今すぐ利用を開始できる。詳細な構築手順などを記載した公式ドキュメントも公開されている。