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Anthropic Blog

Anthropicが「Claude」公式認定資格を拡充 開発者向けなど3種類を新設、厳格な監視付き試験で実務能力を検証

要点

  • 米AIスタートアップのAnthropicは、同社のAI「Claude」に関する実践的なスキルを証明する公式認定資格プログラムを拡充し、新たに3つの資格を追加した。
  • 新たに導入されたのは、日常利用を対象とする「Associate」、開発者向けの「Developer」、大規模導入を目指す「Architect: Professional」の3種類である。
  • 試験は教育サービス大手のPearsonと提携し、オンライン監視と本人確認を伴う厳格なプロセスで行われ、実務を反映した内容がテストされる。
  • すでに3万6000人以上のコンサルタントが認定されており、アクセンチュアやPwCなどのグローバル企業が従業員数万人規模で取得させる計画を表明している。

米AI(人工知能)スタートアップのAnthropic(アンソロピック)は2026年7月23日、同社の対話型AI「Claude(クロード)」の導入や活用に携わるビジネスパーソンや技術者に向けた「Claude認定資格プログラム」の拡充を発表した。従来のソリューションアーキテクト向け資格に、開発者向けや大規模エンタープライズ(大企業)向けなど新たに3つの資格を新設し、全4種類のロールベース(役割別)の資格体系を構築したという。

今回のプログラム拡充は、Anthropicが目指す「AI導入のリーダーシップ」を支援する取り組みの一環として実施された。同社は今年3月にパートナープログラム「Claude Partner Network(クロード・パートナー・ネットワーク)」を立ち上げ、1億ドルの投資やサービス部門向け枠組みの提供を通じて、顧客企業がClaudeを活用するための支援体制を整えてきた。その中で、各パートナー企業の従業員が適切なスキルを保有しているかを客観的に証明する手段として、本認定資格が位置づけられている。

3月の資格制度の開始以来、すでに1300以上の組織において3万6000人以上のコンサルタントが認定を受けている。また、同社が無料で提供しているパートナー向け研修プラットフォーム「Anthropic Partner Academy」を通じて、今年だけで40万人以上がClaudeに関するトレーニングを修了しているという。

新設された資格を含め、今回整理された4つの認定パスは以下の通りである。

  • Claude Certified Associate: Foundations(アソシエイト・ファウンデーションズ):
    コンサルタントやプロジェクトの主導者など、ビジネスおよび技術双方の役割を含む幅広い人々を対象に、Claudeの日常的かつ実用的な活用能力を証明する新しい資格。
  • Claude Certified Developer: Foundations(デベロッパー・ファウンデーションズ):
    ClaudeのAPI(アプリケーション間でデータを連携するための仕様)の活用や、外部ツールの連携、AIエージェント(指示に対して自律的に判断し実行するシステム)の開発に携わるエンジニア向けの新しい資格。
  • Claude Certified Architect: Professional(アーキテクト・プロフェッショナル):
    大企業におけるシステムの統合設計、ガバナンス(AIの安全な利用を管理・統制するためのルール設計)、評価をカバーする高度な新資格。
  • Claude Certified Architect: Foundations(アーキテクト・ファウンデーションズ):
    Claudeを活用したエージェントシステムを設計・構築するソリューションアーキテクト向けの基礎資格。

すべての認定パスは基礎レベル(Foundations)の取得から始まり、プロフェッショナルレベル(Professional)へとステップアップする。各資格は、各分野の専門家チームの設計によって実務に即した試験内容となっており、合格者にはパートナー企業向けのデジタルバッジが授与される。

試験の信頼性を確保するため、本プログラムは教育測定大手のPearson(ピアソン)の試験配信インフラ「Pearson Professional Assessments」を通じて実施される。すべての試験は試験監督(不正行為がないか試験を監視する担当者)による監視のもとで行われ、受験者は開始前に厳格な本人確認を受ける必要がある。合格者には、Credly(クレドリー)と呼ばれるデジタル資格証明サービスを通じてバッジが発行される。

Pearsonでエンタープライズ・ラーニング・スキル部門のプレジデントを務めるVishaal Gupta(ヴィシャール・グプタ)氏は、「AIの急速な進化スピードに対し、人々が自信を持って使うスキルを身につけるまでのギャップが存在している。そのギャップを埋めるのが検証済みの評価だ」と述べ、AI開発組織として初めて試験監督付きの本格的な資格制度を構築したAnthropicの取り組みを評価した。

すでにこの認定資格は、グローバルに展開する大手のコンサルティングファームやITサービス企業によって、大規模な導入が計画されている。

主な提携企業の公表値によると、アクセンチュアが5万人、PwCが3万人、キャップジェミニとUST、DXCがそれぞれ2万人、デロイトとKPMGがそれぞれ1万5000人、コグニザント、インフォシス、TCSがそれぞれ1万人の従業員を対象に、Claudeの認定資格を取得させる方針を示しているという。さらに、AIに特化した中規模・専門のIT企業の間でも、アセンディオンが2027年までにエンジニアチーム全員にあたる8000人の認定取得を目指すほか、EPAMが1万人、ウィプロが18カ月以内に1万人の認定をそれぞれ計画している。

Anthropicでグローバルビジネス開発およびパートナーシップ責任者を務めるSteve Corfield(スティーブ・コーフィールド)氏は、「今後12カ月間で他社に差をつけるのは、Claudeを難解なビジネス課題に適用できる十分なスキルを持った人材を確保した企業だ。これまでの主要なテクノロジーの移行期と同様に、AIの普及においても、訓練され、信頼された人材の存在が不可欠だ」と説明している。

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