OWN NEWS GATHER
← 戻る
Anthropic Blog

AnthropicがAPIコンソールに「ワークスペース」機能を導入、複数環境でのClaude管理やコスト制御を容易に

要点

  • Anthropicは、API Consoleにおいて複数のClaudeデプロイメントを効率的に管理できる新機能「Workspaces(ワークスペース)」の提供を開始した。

  • 開発者は開発・ステージング・本番といった環境ごとにワークスペースを切り分け、個別にAPIキーやリソースを管理できる。

  • ワークスペース単位での月次支出制限やレート制限の個別調整が可能になり、コスト管理と負荷分散の柔軟性が向上する。

  • ユーザーごとのアクセス権限をワークスペースレベルで設定できるため、組織全体のセキュリティ向上にも寄与する。

  • AIスタートアップの米Anthropicは、同社のAPI(ソフトウェア同士が互いに機能やデータを共有するための仕組み)管理画面である「Anthropic API Console」において、新しい管理機能「Workspaces(ワークスペース)」の提供を開始した。この機能は、開発者が複数の環境で展開するClaudeの利用状況を効率的かつ安全に管理できるように設計されたものである。これにより、複数のプロジェクトや環境を抱える開発チームの利便性が向上するという。

  • 今回導入された「Workspaces」は、開発、ステージング(本番環境に適用する前にテストや確認を行う検証環境)、本番といった異なる環境や、多様なユースケースごとに個別の管理スペースを提供する機能である。これまでのAPI管理では、組織全体での一括管理や単純なAPIキー(APIを利用するためのパスワードのような識別子)ごとの管理にとどまっていた。しかし、ワークスペースという抽象化レイヤー(複雑な詳細を隠して扱いやすくするための仕組み)を設けることで、組織全体と個々のAPIキーの間でデプロイメント(開発したシステムを実際に稼働させること)を論理的に分離し、柔軟にリソースを配置することが可能となった。

  • ワークスペースの導入によって可能になる主要な機能の一つが、きめ細かな「支出制限(spend limits)」の設定である。開発者は、ワークスペースごとに個別の月次支出制限を適用できるため、テスト環境での予期せぬ大量 of API呼び出しによるコスト急増を未然に防ぐことができる。また、各ワークスペース内では、その環境専用のAPIキー、詳細な利用データ、各種設定などを論理的なグループにまとめることができるため、どの環境でどのキーが使用されているかを直感的に把握することが可能となる。

  • さらに、ワークスペース単位で「レート制限(一定時間内に実行できる処理やリクエスト回数の制限)」を個別に調整できるようになった。組織全体のレート制限の範囲内であれば、各ワークスペースの許容量を個別に調整してシステム全体の負荷バランスを制御できる。セキュリティ面でも、アカウントのアクセス権限をワークスペースレベルで割り当てられるため、ユーザーに必要な範囲内でのみ操作を制限でき、検証環境のみを操作可能にするといったセキュリティポリシーの運用がコンソール上で容易に実現する。

  • APIの使用状況や発生したコストのデータがワークスペース別に分解されて提供されるため、プロジェクトごとの消費リソースを正確に把握し、最適化することが容易になる。このワークスペース機能は、すでにすべてのAnthropic APIユーザーに向けてコンソール上で公開されている。利用を開始するにあたっては、専用の設定ページ( https://console.anthropic.com/settings/workspaces )から、ワークスペース限定のAPIキーを割り当てたワークスペースを作成することができる。具体的な手順については、ヘルプセンター( https://support.anthropic.com/en/articles/9796807-creating-and-managing-workspaces )にてガイドが提供されている。

元URL