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Anthropic Blog

AnthropicがAPI向けの「ウェブ検索」機能を発表、リアルタイム情報に基づく回答とURLの直接取得が可能に

要点

  • Anthropicは、APIを通じてClaudeが最新のインターネット情報にアクセスできる「ウェブ検索ツール」の提供を開始した。
  • 指定したURLから直接コンテンツを取得して分析できる「ウェブフェッチツール」も追加されている。
  • 管理者は特定のドメインを検索対象にする許可リストや、アクセスを禁止するブロックリストを設定できる。
  • 料金は1,000回の検索につき10ドルで、Claude 3.7 Sonnetなどの主要モデルに対応している。

リード文

米Anthropicは2025年5月7日、Messages APIにおいて、AIモデル「Claude」がウェブ検索を実行し、リアルタイムの情報を取得できる機能を導入したと発表した。さらに同年9月10日には、指定したURLから直接コンテンツを取得・分析するツールも追加。開発者は自前で検索インフラを用意することなく、最新情報に基づくAIアプリや自律的なエージェントを構築できる。

API向けのウェブ検索機能とURL取得ツールの動作

ウェブ検索ツール(web search tool)を有効にすると、Claudeは最新情報が必要だと判断した際、自ら検索クエリを生成してインターネット上を検索する。検索結果を分析し、出典元となるウェブサイトへの引用リンクを添えて回答するため、ユーザーは情報の正確性を直接検証できる。また、同年9月に追加された「ウェブフェッチツール(web fetch tool)」を使用すれば、特定のURLからコンテンツを直接読み込み、分析することも可能だ。

さらにClaudeは、最初の検索結果をもとに次の検索クエリを調整し、段階的に検索を繰り返す「ライトリサーチ」も実行できる。開発者は「max_uses」と呼ばれる設定値(パラメーター:プログラムの動作を設定する値)の調整により、1回のリクエストにおける検索の最大回数を制御できる。

企業向けの信頼性とドメイン管理機能

業務用途向けに、管理者が検索範囲を制御する機能も用意されている。信頼できるウェブサイトのみを検索対象にする「ドメイン許可リスト」や、機密情報を含むサイトへのアクセスを防ぐ「ドメインブロックリスト(ドメイン:インターネット上のウェブサイトのアドレス)」が設定可能だ。また、組織レベルで機能自体の利用可否を一括管理できる。

本機能は、リアルタイムデータや専門知識を必要とする以下のユースケースに適している。

  • 金融・法務:市場トレンドや規制の更新情報、最近の判例の分析。
  • 開発者ツール:最新のAPI(API:ソフト同士が情報をやり取りする仕組み)仕様書やGitHubリリース情報などの参照。
  • 生産性向上:企業報告書や競合分析、業界研究レポートの取り込み。

開発ツール「Claude Code」での統合と導入企業の声

ウェブ検索機能は、コマンドライン(コマンドライン:文字入力でコンピュータを操作する環境)上で動作する開発支援ツール「Claude Code」にも統合された。これにより、新しいフレームワークを使用する際などに最新ドキュメントやエラー対処法を検索しながら開発を進められる。

新機能の導入について、QuoraのAIプラットフォーム「Poe」はコスト効率と検索速度の速さを高く評価している。また、アプリ開発支援ツールを提供する「Adaptive」も、回答の正確性とリサーチエージェントとして動作する能力を高く評価している。

対応モデルと利用料金

ウェブ検索機能は、Claude 3.7 Sonnet、アップグレード版のClaude 3.5 Sonnet、Claude 3.5 Haikuで利用できる。利用料金は、通常のトークン料金に加えて1,000回の検索ごとに10ドルが課金される。

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