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Apple Developer News

Apple、韓国App Storeの年齢制限レーティングを改訂 GRAC分類番号による手動設定とコンテンツ基準の引き上げを発表

要点

  • Appleは2026年8月12日、韓国向けApp Storeにおける年齢制限レーティングの仕様について、即日適用される項目と2026年10月より適用される項目の計2つの変更を発表した。
  • 韓国の「ゲーム物管理委員会(GRAC)」から公式レーティングを取得済みのアプリは、次回アップデート時に分類番号(RCN)を提出することで、韓国向け年齢区分を任意に上書き設定できるようになった。
  • 2026年10月からは、「頻度の低い冒涜的な表現や下品なユーモア」および「頻度の低い成人向けまたは性的なテーマ」の2つのコンテンツ記述子の対象年齢が「全年齢(All)」から「12+」へ引き上げられる。
  • 今回の改訂は、韓国の現地規制要件への準拠およびゲーム・エンターテインメント分野における適切な年齢区分管理を目的としている。

Appleは現地時間2026年8月12日、開発者向けポータルサイト「Apple Developer」を通じて、韓国のApp Storeで配信されるアプリを対象とした年齢制限レーティングの仕様改訂を発表した。今回の更新では、韓国現地の公的審査機関によるレーティング番号を用いた設定の上書き機能が即日提供されたほか、2026年10月には一部のコンテンツ判定基準が引き上げられる予定であることが明らかになった。同社は地域の規制要件への準拠を進めるための措置と説明している。

韓国向けApp Storeの年齢制限レーティングの仕組み

Appleの配信プラットフォームであるApp Storeでは、開発者が管理システム「App Store Connect」内で入力する年齢制限アンケート(age rating questionnaire)の回答内容に基づいて、各アプリに適した年齢制限レーティングが自動的に生成される仕組みが採用されている。

韓国市場においては、現地の法規制や規制要件に準拠する目的から、特に「ゲーム(Games)」および「エンターテインメント(Entertainment)」カテゴリに属するアプリに対し、これらのアンケート結果をもとにした地域固有の年齢制限レーティングが適用されてきた。

今回発表された変更は、この韓国向け年齢レーティングの運用を改定するものであり、即日有効となる設定機能の追加と、2026年10月に実施されるコンテンツ基準の変更という、二段階のスケジュールで進行する。

GRAC公式番号の登録による年齢区分の上書き(即日適用)

発表当日の2026年8月12日より利用可能となった第1の変更点は、韓国の審査機関である「ゲーム物管理委員会(GRAC: Game Rating and Administration Committee)」の審査結果を反映できるオーバーライド機能の導入である。

これまで韓国向けApp Storeでは、App Store Connectのアンケート結果に基づいてシステム側で年齢区分が割り当てられていたが、GRACから公式なレーティング審査および認定を受けているアプリについては、開発者側で韓国向け配信レーティングを個別に上書き指定することが可能となった。

具体的には、次回以降のアプリ新バージョンの申請手続きを行う際に、GRACから発行された「レーティング分類番号(RCN: Rating Classification Number)」を登録することで、韓国市場向けレーティングを以下の4つの地域区分の中から該当する区分へ手動で上書き(override)できるようになる。

  • All(全年齢対象)
  • 12+(12歳以上対象)
  • 15+(15歳以上対象)
  • 19+(19歳以上対象)

GRACによる正式な年齢区分認定をすでに受けている開発者は、この手続きを行うことで、自社の公的認定区分とApp Store上の表示区分を一致させることができるとしている。

2026年10月より実施されるコンテンツ判定基準の厳格化

二つ目の変更点として、2026年10月より、韓国向けApp Storeにおける一部のコンテンツ記述子(content descriptors)の判定区分が「全年齢(All)」から「12+」へ移行することが告知された。

対象となるコンテンツ記述子は以下の2項目である。

  1. 頻度の低い冒涜的な表現や下品なユーモア(Infrequent profanity and crude humor)
  2. 頻度の低い成人向けまたは性的なテーマ(Infrequent mature or suggestive themes)

これら2つの要素が含まれるアプリは、従来の韓国向け基準では「All(全年齢)」区分に分類されていたが、2026年10月の改訂以降は自動的に「12+」のレーティングが適用されることになる。軽微あるいは低頻度な表現であっても、該当するテーマやユーモアを含むコンテンツについては、より高い年齢区分へ引き上げられる形となる。

開発者向けガイダンスと今後の対応

Appleは開発者に対し、韓国向けApp Storeにおける年齢レーティングの上書き手順や、韓国地域向けレーティングの値と定義に関するドキュメントを公開し、詳細の確認を案内している。

韓国のApp Store向けにゲームおよびエンターテインメントアプリを配信している開発者は、すでに取得済みのGRAC認定番号の登録や、2026年10月に予定されている判定基準の引き上げに伴うアプリの年齢区分への影響について、次期バージョン提出時などのタイミングで順次確認することが求められる。

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