Cloudflare、安全な社内AI活用基盤「Cloudflare OS」を公開 導入5原則とマージブロックの実績を報告
要点
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米Cloudflareは2026年8月5日、従業員が安全にAIエージェントを開発・利用するための社内プラットフォーム「Cloudflare OS」を一般公開した。
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営業担当者がAIを使ってシステム権限を求めるアプリを自作したことを契機に、セキュリティ確保と利便性向上の両立を模索した。
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AI導入にあたり、「人間の責任」や「元の権限の維持」など、組織内のガバナンスを保つための5つの原則を定めた。
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開発現場ではコーディング規範をAIに監視させ、4ヶ月で1万6000件以上の不適切なコードマージを自動的に阻止した。
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米Cloudflareは2026年8月5日、同社が社内で構築・運用してきた安全なAI活用基盤「Cloudflare OS」を一般公開した。これはCIO(最高情報責任者)のサム・レイ(Sam Rhea)氏が公式ブログで明らかにしたもので、従業員によるAIエージェントの作成を安全に進めるための手法や、ガバナンス設計の知見を共有している。
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同社は2025年までAI導入に慎重な姿勢を取り、コード作成の補助などに適用範囲を絞っていた。しかし同年末にAIモデルの性能が向上したことで、従業員の間でAIの利用が急増した。
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約6ヶ月前には、営業部門の従業員が業務改革を目的にAIアプリを自作し、12以上のシステムへの本番アクセスや管理者権限を求める事態が発生した。この出来事をきっかけに、従業員に創造的なツールを提供しつつも、社内データや顧客情報を保護するためのプラットフォームの構築が本格化した。
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「Cloudflare OS」は、同社のサーバーレスプラットフォーム(サーバーの管理なしにプログラムを実行できる環境)である「Workers」や、認証管理サービスである「Access」などの自社製品群を組み合わせ、さらに専用のカスタムサービスを追加して構築された。
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運用のベースとして、同社は5つの基本原則を定めている。
- AIは顧客の課題解決のために使う
- 専門ツールに不慣れな非エンジニアも直感的に使える環境を提供する
- AIが生成した成果物の責任は開発した人間が負う
- モデルそのものより組織のコンテキスト(背景情報)の反映を重視する
- AIやエージェントのアクセス範囲は、本人が元々持つシステム権限を超えないように制限する
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これにより、データセキュリティを担保しながら全社への展開を実現している。
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開発部門では、AIによるコーディングの高速化にレビュー作業が追いつかなくなる課題に対処するため、推奨される設計・開発ルールを定めた「Cloudflare Engineering Codex」を作成した。
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このCodexに基づき、AIエージェントがマージリクエスト(コード変更をシステムに反映させる申請)やシステム設計書、障害レポートなどを自動審査する仕組みを構築した。直近の4ヶ月間だけで、AIエージェントは約25万件の潜在的なバグや問題を検出し、1万6000件のマージを自動でブロックした。さらに、約600件の設計段階におけるアーキテクチャ(システムの全体構造)上の不具合を未然に防ぐ実績を残したという。