Cloudflare、ドメイン検索を刷新し420超の拡張子に対応 AIエージェント連携やCLI操作も拡張
要点
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Cloudflareは、ドメイン登録サービス「Cloudflare Registrar」において、420種類以上の拡張子を完全一致で一括検索できる新しい検索機能を発表した。
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検索基盤にはWorkersやDurable Objectsを活用し、キャッシュ・DNS・レジストリ問い合わせを組み合わせた3段階の確認で高速性と正確性を両立している。
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4月にベータ公開されたRegistrar APIを拡張し、検証用のサンドボックス環境やドメイン移管機能、拡張子ごとの要件取得エンドポイントを追加した。
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ドメイン操作はCloudflare MCP(Model Context Protocol)や新登場の「cf CLI」に対応し、AIエージェントやターミナルからの対話的な実行が可能となった。
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米Cloudflareは現地時間2026年9月30日、ドメイン登録サービス「Cloudflare Registrar」の検索機能を全面的に刷新したと発表した。あわせて、AIエージェントやターミナル環境からドメインの検索・購入・移管を自動化できる各種機能の拡張を明らかにした。
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Webブラウザ上の検索画面では、サポートする420種類以上の拡張子(.comや.netなどドメイン末尾のトップレベルドメイン)を対象に、リアルタイムでの空き状況確認や絞り込みが可能となったほか、プログラム経由での操作性も向上している。
サポートする全拡張子を完全一致で即座に探索可能に
従来のCloudflare Registrarの検索ページでは、一部の拡張子から約20件程度の候補が表示され、検索キーワードが自動的に関連語へ変更される場合もあった。そのため、ユーザーが入力した正確な文字列について、同社が対応しているすべての拡張子での空き状況を一度に把握することは難しかったという。
今回の刷新により、検索窓に入力した語句と完全一致するドメインが、対応する420以上の拡張子すべてにわたってリアルタイムに表示されるようになった。文字を入力するたびに候補が提示され、画面をスクロールするだけで次々と結果が読み込まれる。
また、すでに登録済みのドメインも含めて網羅的に状況が表示される仕様となっており、購入可能なドメインのみをソートやフィルターで絞り込むこともできる。ログインの有無や、PC・スマートフォンといった利用デバイスに関わらず、一貫した検索体験を提供するとしている。
速度と確実性を両立する3段階の検証アーキテクチャ
420を超える拡張子に対して同時に空き状況を問い合わせる処理は、拡張子ごとに公式記録を管理する「レジストリ」の応答速度の差やリクエスト制限があるため、単純な一括照会では処理が遅延する課題があった。
この課題を解決するため、新しい検索システムでは3つの情報源を段階的に活用する仕組みを採用しているという。具体的には以下の通りである。
- 事前準備データセットとキャッシュ: レジストリのゾーンファイルなどの一括データを加工した情報や、過去の検索結果。
- DNSの応答: 該当ドメインがネームサーバーに設定されているかの確認結果。
- レジストリへのライブ問い合わせ: レジストリに対する直接の空き状況確認。
ゾーンファイルやDNSへの照合で利用中と判明したドメインは即座に除外できる一方、これらに該当しない場合でもDNS未設定や予約済みなどの理由で使用不可の可能性がある。そのため、最新かつ正確な回答が必要な項目に対してのみレジストリへの直接照会を行い、より正確な情報が届いた段階で画面の該当結果を動的に更新していく。
この検索システムは同社の開発者プラットフォーム上で構築されており、検索窓口と証拠収集サービスを「Cloudflare Workers」、検索セッションの制御を状態保持が可能な「Durable Objects」、分割されたデータセットの保存をKey-Valueストア「Workers KV」がそれぞれ担っていると説明している。
APIの拡張とサンドボックスや移管機能の追加
Cloudflareは2026年4月に「Registrar API」のベータ版を公開し、プログラムによるドメイン検索や登録を可能にしていたが、今回その機能群をさらに拡充した。
新たに追加された機能は以下の3点である。
- サンドボックス環境: 実際の課金やドメイン購入を発生させずに、登録や検索のワークフローをテストできる検証環境。
- 拡張子エンドポイント: サポートする420以上の拡張子について、レジストリごとに異なる要件や仕様などの関連情報を取得可能。
- ドメイン移管機能: 他社のレジストラで管理されているドメインを、APIを通じてCloudflareへ移管する処理。
MCPおよびCLIを通じたAIエージェントによるドメイン管理
拡張されたRegistrar APIは、AIモデルと外部ツールを接続する標準仕様である「Cloudflare MCP(Model Context Protocol)」を通じて利用可能となっており、エージェント向けに個別の連携開発を行う必要がない。
さらに、今週初めに公開されたコマンドラインツール「cf CLI」にも対応した。これにより、ターミナル上でコマンドを実行したり、AIエージェントに指示を出したりすることで、自然な対話形式でドメインを管理できるようになっている。
発表では具体例として、空き状況の確認(cf registrar registrations check)、新規購入(cf registrar registrations create)、認証コードを添えた他社からの移管(cf registrar registrations transfer-in)といった操作が、エージェントへの指示やCLIコマンドを通じてシームレスに実行可能であると示されている。
背景
Cloudflare Registrarは10年前に提供が開始されたドメイン登録サービスである。ドメインを卸値相当の原価で提供し、不要な追加オプション(アップセル)を行わない透明な価格設定を掲げて運営を続けている。