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GitHub Copilot Changelog

GitHub、Copilot CLIの利用状況メトリクスAPIを拡充 MCPやスキルなどエージェント機能の利用データを取得可能に

要点

  • GitHubは「Copilot usage metrics API」を拡張し、GitHub Copilot CLIにおけるエージェント的カスタマイズ機能の利用メトリクスを提供開始した。
  • スキル、カスタムエージェント、MCPサーバー、スラッシュコマンド、プラグインの5分野について、利用頻度上位の項目と利用された総種類数が取得できる。
  • レポートはEnterpriseおよびOrganization向けに、ユーザー別および全体集計の1日・28日データとして提供される。
  • 顧客が独自定義したアイテム名はプライバシー保護のため匿名化され、MCP接続試行やプラグインとスキルの重複関係に関する詳細なカウント仕様が定められている。
  • Enterprise所有者や組織所有者など特定の権限を持つユーザーが利用可能で、メトリクス取得ポリシーの有効化が必要となる。

GitHubは2026年9月17日、公式Changelogにおいて、開発者向けAIツール「GitHub Copilot」の利用状況データを取得する「Copilot usage metrics API」をアップデートしたと発表した。

今回の変更により、コマンドラインインターフェース(CLI)環境におけるエージェント関連機能のメトリクスが新たにカバー対象へ加わった。スキル、カスタムエージェント、Model Context Protocol(MCP:AIと外部ツールを接続するオープン標準規格)サーバー、スラッシュコマンド、プラグインといった拡張機能の利用実績がAPIを通じて取得可能になっている。

新たに追加された指標とレポートの形式

新たに追加されたフィールドは、EnterpriseおよびOrganizationを対象とした「ユーザー別(per-user)」および「全体集計(aggregate)」の1日レポート、ユーザー別の28日レポート、ならびに全体集計28日レポート内の日次合計(day_totals)エントリに含まれる。

これらのレポートでは、組織やユーザーの活動状況に関して主に次の2つの観点からデータを提供する。

最も利用されている項目(上位5件)

totals_by_skill、totals_by_custom_agent、totals_by_mcp、totals_by_slash_cmd、totals_by_pluginの各配列により、記録されたアクティビティが多かった上位最大5件のアイテムがリストアップされる。各エントリには操作回数を示すinteraction_countが含まれる。

カウント対象はカテゴリーごとに異なり、スキル・スラッシュコマンド・プラグインスキルについては「呼び出し回数」、カスタムエージェントは「起動回数」、MCPサーバーは「接続試行回数」が計上される。

利用されたアイテムの種類数

distinct_skill_use_count、distinct_custom_agent_use_count、distinct_mcp_use_count、distinct_slash_cmd_use_count、distinct_plugin_use_countの各フィールドにより、実際に使われたアイテムのユニーク数が示される。

ユーザー別レポートでは該当ユーザーが使用したアイテムがそれぞれ1回としてカウントされる一方、全体集計レポートでは組織やEnterprise内で誰か1人でも使用すれば1回として数えられ、ユーザー間での重複は排除される。これらのカウントには上位5件から漏れた項目もすべて含まれるため、時系列で比較することで使われているツールの多様性が広がっているかどうかを測定できるという。

機能提供の狙い

GitHubは本機能の意義について、EnterpriseやOrganizationの管理者がCopilot CLIの各種カスタマイズ機能の普及状況を正確に把握できるようにするためだと説明している。

開発現場においてどのカスタマイズが定着しているかを確認し、導入支援やオンボーディングが不足している領域を発見するとともに、開発者にとって真に価値のある自動化機能に対して集中的にリソースや投資を振り向けられるよう支援する狙いがある。

プライバシー保護とカウント仕様の詳細

APIで返却されるデータには、プライバシーやカウント仕様に関して複数の注意点が設けられている。

  • アイテム名の保護: GitHubが公式に認識・提供しているアイテムの名前はそのまま表示されるが、顧客側が独自に定義したアイテムの名前はプライバシー保護の観点から非表示となる。独自定義のスキル、カスタムエージェント、MCPサーバー、プラグインはotherという名称でグループ化される。なお、スラッシュコマンドについてはCopilot CLIの既存テレメトリの扱いに準拠し、customというラベルでまとめられる。
  • MCPサーバーの計測ルール: MCPサーバーにおけるinteraction_countは、Copilot CLIが当該サーバーに対して新規接続または再接続を試みたタイミングでのみ加算される。この試行は成功・失敗の双方がカウント対象となる。同一の接続済みサーバーからツールを複数回呼び出したとしても、カウントが増加することはない。
  • プラグインとスキルの関係性: プラグインに関するメトリクスは、プラグインに関連付けられたスキルの呼び出しのみをカウントする。そのため、プラグインのインタラクション数はスキルの合計値にも必ず含まれる。一方で、プラグインを経由しない単体スキルの利用はスキルの合計値にのみ計上される。プラグインの合計値はスキル合計値の内数(サブセット)となるため、両者を単純に足し合わせて合算することは推奨されていない。
  • データ不在時の表現: 該当するアクティビティが存在しない場合は空の配列や数値のゼロが返される。カスタマイズ関連のデータ自体が取得できない状況では、該当フィールドはnullとなるか、レスポンスから除外される。

利用権限と前提条件

本APIレポートを利用できるのは、Enterprise所有者(Enterprise Owner)、請求管理者(Billing Manager)、Organization所有者(Organization Owner)、ならびにView Copilot Metrics権限が付与されたカスタムロールを持つユーザーとなっている。

また、利用にあたっては組織内でCopilot利用状況メトリクスポリシー(Copilot usage metrics policy)が有効化されている必要がある。詳細なエンドポイントや仕様については、公式のCopilot usage metrics APIドキュメントに記載されている。

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