GitHub Copilotが週次アップデートを公開、チャット連携・CLIのRust移行・IDE向けエージェント制御を強化
要点
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SlackおよびMicrosoft Teams内で
@GitHubをメンションし、チームで共有できるエージェントセッションを実行可能になった -
Copilotアプリの「Customize」タブが一般提供となり、MCPやスキル、Azure DevOps連携の集約やWSL対応が追加された
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Copilot CLIのランタイムがネイティブRustへ移行して大幅に高速化したほか、異常終了したセッションの復元に対応した
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VS Code、Visual Studio、JetBrainsにおいて、エージェントセッションの継続やモデル別コスト管理、組織内共有機能が拡充された
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米GitHubは2026年8月28日、AIコーディングアシスタント「GitHub Copilot」の最新週次アップデートを公開した。今回の更新では、チャットツールでの共同作業支援からスタンドアロンアプリ、コマンドラインツール(CLI)、各種統合開発環境(IDE)に至るまで、エージェントの制御性とカスタマイズ性を高める機能が幅広く盛り込まれている。開発チームが日常的に利用する多様な環境において、Copilotの実行環境や権限、モデルの選択を柔軟に最適化できるようになったという。
チームチャットから直接エージェントを動かすSlack・Teams連携
コミュニケーションツールの「Slack」および「Microsoft Teams」において、チーム内の会話を共有エージェントセッションへと移行できる機能が提供された。チャンネルやチャット内で@GitHubをメンションすることで、課題の調査や作業計画の立案、コードの変更作業をエージェントに指示できる。エージェントが実行する一連のプロセスはチームメンバー全員が追跡可能であり、チーム全体で進行状況を把握しながら共同で指示を与えられる仕組みとなっている。
Copilotアプリ:「Customize」タブの一般提供とWSL対応
スタンドアロン版のCopilotアプリでは、設定や拡張機能を集約する「Customize(カスタマイズ)」タブが一般提供(GA:正式リリース)となった。このタブでは、MCP(Model Context Protocol:外部ツールやデータと連携するオープン標準規格)サーバーをはじめ、プラグイン、スキル、キャンバス(canvases)を1か所でまとめて管理できる。
さらに同タブを通じて、マイクロソフトの開発管理プラットフォームである「Azure DevOps」のIssue(課題)やプルリクエスト(コード変更の統合要求)を直接Copilotセッションへ変換できるようになった。このほか、Windows上でLinux環境を実行する「WSL(Windows Subsystem for Linux)」の実験的サポートが追加されたほか、タブの分割・移動による並列作業や、コンテキストメニューからプレビュー画面を外部ブラウザへ直接送信する機能も利用可能となっている。
Copilot CLI:Rustランタイムによる高速化とセッション復元
ターミナル上で動作する「GitHub Copilot CLI」では、内部アーキテクチャの刷新が行われた。ターミナル上のUIは従来のTypeScriptで構築された状態を保ちつつ、実行基盤となるランタイムがネイティブのRust製へと移行したことで、処理パフォーマンスの大幅な高速化が図られている。
セッションの制御性と安定性に関する機能も拡充された。セッション起動時の挙動を固定できるよう、defaultMode(標準の実行モード)およびdefaultPermissionMode(標準の権限モード)の設定オプションが追加された。また、プラグインやMCPサーバー、スキルの管理については、/plugin、/mcp、/skillsといったコマンドにより操作体験が刷新されている。さらに、ターンの途中で中断されたセッションなど、正常に終了しなかったセッションの状態を復元して作業を再開できる機能も新たに備わった。
各種IDEでのエージェント運用とモデル管理の強化
主要な統合開発環境(IDE)においても、エージェントの利便性とガバナンスを高める機能が多数導入された。
VS Code 1.135におけるセッション継続とモデル分析
「Visual Studio Code(VS Code)」のバージョン1.135向けアップデートでは、他のアプリケーションで開始されたCopilotやClaudeのエージェントセッションをVS Code内に引き継いで継続できるようになった。また、開発中のタスクに対して補完的なAIモデルから「セカンドオピニオン(第2の意見)」を取り寄せ、見落とした詳細やエッジケース(境界条件)を洗い出す機能が利用可能となった。UI面では、単一ペイン構成の新しい「Agents」レイアウトが採用されたほか、チャットのターンごとにモデルごとの利用状況が詳細に表示される。
Visual Studioでのモデル調整とGitエージェント
「Visual Studio」向けには、AIモデルのカスタマイズ機能が強化された。頻繁に使うモデルのピン留めや未使用モデルの非表示化、性能とコストの比較、タスクごとの推論負荷(reasoning effort)の調整が行える。また、作成したカスタムエージェントを組織全体に共有してワークフローを標準化できる機能や、Copilotプランの消費状況を確認してプレミアムモデルの利用制限を管理する機能が導入された。さらに、プルリクエスト作成前にGitエージェントを用いて未コミットの変更や個別コミットをレビューさせることも可能となった。
JetBrains向けエンタープライズ制御
「JetBrains」製品向けの拡張機能においては、プラグインやMCPサーバーの利用、テレメトリ(稼働データの自動収集)設定、エージェントの権限モードなど、企業全体で統一されたエンタープライズポリシーを適用できるようになった。