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GitHub Copilot Changelog

GitHub Copilotが週間アップデートを発表、VS Codeでの要素指定フィードバックやCLIでの並行作業支援など各環境で機能拡張

要点

  • GitHubは「GitHub Copilot」のデスクトップアプリ、CLI、VS Code向け最新アップデートを公開した。

  • VS Codeでは、統合ブラウザ上でWeb要素を指定してコメント付きで指示できる機能や、オンデバイス処理による多言語音声入力が追加された。

  • 作業を中断することなく並行して質問を行える「/btw」や「/side」コマンドが、VS Codeおよびデスクトップアプリに導入された。

  • CLI版では、セッション管理用サイドバーの追加に加え、独立した作業領域を作る実験的「/worktree」やGitを使わず復元する「/rewind」が提供された。

  • 米GitHubは2026年8月7日、AIコーディングアシスタント「GitHub Copilot」に関する最新の週間アップデート情報をChangelogにて公開した。

  • 今回の更新は、デスクトップ向けアプリケーション、コマンドラインインターフェース(CLI)、および開発環境「Visual Studio Code(VS Code)」のバージョン1.132を対象としたものだ。作業の再開や整理、変更内容の確認、作業コンテキストを維持したままの質問を支援する機能が各環境に追加されたという。


VS Code 1.132:視覚的フィードバックと並行チャットの追加

VS Code 1.132向けの更新では、エージェントへの指示出しや変更確認を効率化する複数の新機能が導入されている。

まず、VS Code内の統合ブラウザにおいて「要素レベルのフィードバック」機能がサポートされた。開発者はWebページ上の特定の要素を選択し、それぞれにコメントを添付した上で、正確な視覚的フィードバックとしてエージェントへ送信できる。複数の要素をまとめて選択し、注釈を付けてから一括で送信することも可能だという。

また、音声入力(ディクテーション)機能が多言語対応に強化された。デフォルトで端末上で動作する多言語モデルが利用され、音声データが外部に送信されず端末内に保持される仕組みとなっている。ユーザーが設定した言語のほか、OSやブラウザのロケール設定に従うことや、言語の自動検出にも対応している。あわせて、マイクの選択やテストを行える初期設定(オンボーディング)画面も新設された。

作業の流れを止めずに質問できる新コマンド「/btw」も登場した。これを使用すると、エージェントが現在進行中の処理を実行している最中であっても、そのターンを中断させることなくサイドチャットを開くことができる。サイドチャットはメインの会話からコンテキストやプロンプトキャッシュ(過去の入力文や文脈情報のキャッシュ)を引き継ぐため、すでに進行している作業内容についてそのまま質問可能だ。さらに、エージェントの回答文から一部のテキストを選択し、その部分に関する文脈に沿った質問を投げかける操作にも対応している。

ドキュメントの確認機能としては、変更差分を文脈とともに確認できる実験的な「ハイブリッドMarkdownエディタ」が追加された。変更が加わったMarkdownファイルを編集可能な状態に保ちながら、追加・変更・削除された箇所をエディタ余白のインジケーター(ガター)で識別できる。従来のテキスト差分表示とハイブリッド表示は、エディタの種類を切り替えるドロップダウンから選択可能となっている。


GitHub Copilot CLI:並行作業の管理と安全な巻き戻し

コマンドライン環境である「GitHub Copilot CLI」では、複数作業の並行処理や変更管理を容易にする機能が拡充された。

セッションの管理面では、画面上に「Sessionsサイドバー」が追加された。キーボードの「<」(左矢印)を押すことでサイドバーが開き、ショートカットキーを用いて新規セッションの作成(nキー)や現在のセッションの終了(xキー)、セッション間の移動を容易に行える。サイドバーは「>」(右矢印)キーで閉じることができる。

作業の分離を目的とした実験的コマンドとして「/worktree」が追加された。このコマンドを実行すると、独立したワークツリー(Gitで作業ツリーを複数作成する機能)が作成され、現在の作業に影響を与えることなく別の会話セッションを開始できる。これにより、主作業を中断せずに別の変更やアイデアの検証が可能になるという。

さらに、Gitのリポジトリ状態に依存せずに動作する「/rewind」コマンドが導入された。Copilotが変更した会話履歴やファイルを過去の状態へ巻き戻すことができ、その後にユーザー自身が行った編集内容はそのまま保持される仕様となっている。

このほか、タイムライン上にツールの呼び出しにかかった実行時間がリアルタイムで表示されるようになり、処理に時間がかかっているコマンドを容易に特定できるようになった。


GitHub Copilot アプリ:モデル情報の可視化とセッション改善

デスクトップ版のCopilotアプリにおいても、透明性の向上と並行作業の支援が行われている。

モデルの自動選択機能である「Auto」において、完了した各リクエストをどのモデルが処理したかが表示されるようになった。また、利用可能な場合にはAIクレジットの消費情報やキャッシュの詳細もあわせて確認できる。

セッション機能としては、共有されたセッションへ直接参加できるようになったほか、「/side」コマンドを用いることでメインのタスクを中断せずに別の並行した疑問を検証できるようになった。

あわせて、更新された「Impeccable」スキルをモバイル向けインターフェースに適用できるようになったほか、同スキルのセットアップ診断や、対象を絞り込んだデザインレビューの実行にも対応した。アプリ全体におけるセッションの起動や切り替えの処理効率も向上しているという。

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