GitHub CopilotでxAIの最新モデル「Grok 4.5」が利用可能に、段階的提供を開始
要点
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米GitHubは、GitHub CopilotにおいてxAI社の最新推論モデル「Grok 4.5」の展開を開始した。
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最大50万トークンのコンテキストウィンドウを搭載し、テキストと画像の両方の入力に対応する。
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推論の強さを「低・中・高」の3段階から選択でき、複雑なマルチステップの処理に適している。
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GitHubの内部テストでは、並列でのツール実行や直接的な操作を伴うタスクで高い処理能力を発揮した。
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Copilotの個人向け・企業向け各プランで利用可能だが、企業プランでは管理者が手動で有効化する必要がある。
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米GitHubは2026年7月28日(現地時間)、同社が提供する開発支援ツール「GitHub Copilot」において、xAI社の最新推論モデル「Grok 4.5」の提供を順次開始したと発表した。本モデルは、AIが主体的にコードを書き進めるエージェント型の開発や、複数のステップを要する複雑なワークフローを迅速に処理するために設計されているという。
Grok 4.5の主要スペックと特徴
「Grok 4.5」は、テキストに加えて画像データの入力にも対応するマルチモーダルな推論モデルである。推論モデルとは、与えられた課題に対して論理的な思考ステップを経て回答を導き出すAIモデルを指す。
本モデルの大きな特徴の一つが、最大50万トークンという広大なコンテキストウィンドウだ。コンテキストウィンドウとはAIが一度に処理できるテキストやコードなどのデータ量を表し、トークンはAIが言語を処理する最小の単位を意味する。この大容量のウィンドウにより、大規模なソースコード全体や詳細な技術ドキュメントを読み込ませた状態での開発作業が容易になる。
さらに、Grok 4.5では「低(low)」「中(medium)」「高(high)」という3段階の推論実行度合い(reasoning effort)をユーザー自身が選択できるようになっている。これにより、単純なコード補完から極めて複雑なデバッグ作業まで、タスクの難易度や要求される精度に応じてAIの思考深さを最適化することが可能だ。
内部テストで示された実用性
GitHubが実施した社内の検証テストにおいて、Grok 4.5はVisual Studio Code上のターミナルベースの開発タスクや、コマンドライン用の「Copilot CLI」での作業において強力な成果を示したという。
特に、指示された処理を実行するために必要な複数のツールを並行して呼び出す動作(並列実行)や、AIが自ら直接操作を行う処理(直接アクション)において、優れたパフォーマンスを発揮したと報告されている。この処理特性から、GitHubは本モデルについて、新しい開発領域の探索や、難解な技術的障壁の解消、さらには納期が差し迫った時間的制約の厳しいコーディングワークフローに対して極めて有効な選択肢であると説明している。
対応プランと開発環境
Grok 4.5は、GitHub Copilotの幅広いユーザー層に向けて提供される。対象となるプランは、個人開発者向けの「Copilot Pro」「Copilot Pro+」および「Copilot Max」、そして組織向けの「Copilot Business」「Copilot Enterprise」となっている。
ユーザーは、開発環境内で利用したいAIモデルを切り替えるためのモデル選択メニュー(モデルピッカー)から本モデルを指定して利用できるようになる。対応する開発環境およびインターフェースは以下の通りだ。
- Visual Studio Code
- Visual Studio
- Copilot CLI
- GitHub Copilot cloud agent
- GitHub Copilot app
- JetBrains(各種IDE)
- Xcode
- Eclipse
なお、提供は一斉ではなく段階的なロールアウト方式をとっており、自身の開発環境でまだモデルが選択肢に表示されない場合は、少し時間を置いてから再度確認するよう呼びかけられている。
管理者設定と利用料金
企業向けのプランである「Copilot Enterprise」および「Copilot Business」を契約している組織においてGrok 4.5を利用するには、組織の管理者が設定画面でアクセス権に関するポリシーを有効にする必要がある。この設定ポリシーは初期状態ではオフ(無効)に設定されている。
利用料金については、プロバイダーであるxAI社が提示するリスト価格に基づいた、利用実績に応じて課金される「従量課金制(usage-based billing)」が適用される。具体的なモデルごとの料金体系やリクエストに関する詳細は、GitHub公式の課金ドキュメントに記載されている。
今回のGrok 4.5の導入に関するユーザーからのフィードバックは、公式コミュニティである「GitHub Community」のCopilotディスカッションカテゴリにて募集されている。