GitHub、脆弱性を開発者のように調査・修正する「Agentic autofix」のパブリックプレビューを開始
要点
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GitHubは、コード内の脆弱性を自律的に修正する機能「Agentic autofix」のパブリックプレビューを開始した。
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コードベース全体から関連ファイルを探索し、提案した修正案をCodeQLによる再テストで検証した上でプルリクエストを作成する。
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修正プロセスは通常2〜4分で完了し、作成されたプルリクエストに対してコメントや専用タブからさらに追加の指示を与えることができる。
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利用にはGitHubのセキュリティライセンスと、クラウドエージェントが有効なCopilotライセンスが必要となる。
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パブリックプレビュー期間中は組織のAIクレジットを消費するほか、GitHub Actionsの実行時間も消費される。
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GitHubは2026年7月10日、開発者のようにコードを探索して脆弱性を自動修正する「Agentic autofix」のパブリックプレビュー(正式リリース前に新機能を試用できる段階)を開始しました。本機能は、従来の自動修正機能を強化し、自律型エージェントの仕組みによって調査から検証までをシームレスに行うものです。
コードベースを調査・修正する「Agentic autofix」
Agentic autofixは、GitHubのコードスキャニング(ソースコード内のセキュリティ脆弱性やエラーを自動的に検出する機能)で検出されたアラートを、開発者のようなアプローチで解決する機能です。
エラーのある箇所だけでなく、プロジェクト全体の関連ファイルを探索して根本原因を特定し、最適な修正案を組み立てます。
さらに、修正案が正しく動作するか検証するため、静的コード解析エンジンである「CodeQL(コードを分析するためのGitHubの静的コード解析エンジン)」を再実行します。脆弱性の解消を確認した上で、変更を反映するプルリクエスト(変更したコードの適用を依頼する開発フロー)を作成します。
修正から検証にいたるプロセス
具体的な流れは以下の通りです。まず、アラートをCopilotに割り当てる(Assign to Copilot)と自動修正が開始されます。Copilotは関連ファイルを探索して修正コードを生成し、続いてCodeQLで妥当性を検証します。必要に応じて修正の調整とテスト(イテレーション)を繰り返し、このプロセスには通常2〜4分程度かかります。
検証後、Copilotはレビュー用の「下書きプルリクエスト(Draft Pull Request)」を自動作成します。ここには、修正概要や解決される理由、検証手順が記載されます。
作成されたプルリクエストに対し、開発者はコメント欄やリポジトリの「Agents(エージェント)」タブ内のセッションを通じて追加の調整指示を行えます。
呼び出し方法とAPIのサポート
本機能は、複数の方法から実行可能です。
個別のアラート詳細画面では、従来の無料オプションに代わり「Assign to Copilot」ボタンが配置されます。また、セキュリティアラート一覧やセキュリティキャンペーンの画面において、複数のアラートを選択して一括でCopilotに割り当てることもでき、この場合は単一のプルリクエストにまとめられて修正されます。
さらに、システム連携に対応するためREST API(外部のプログラムからGitHubの操作を行うためのインターフェース)経由の呼び出しもサポートされています。アラート更新用のAPIで、担当者(assignees)に ["copilot-swe-agent[bot]"] を指定することで、自動的に修正プロセスを開始できます。
利用要件と管理者向けの制御
Agentic autofixの利用には、GitHub Code SecurityまたはGitHub Advanced Securityのライセンスに加え、クラウドエージェントが有効なCopilotライセンスが必要です。
組織やリポジトリの管理者は設定メニューから本機能をオフにできます。また、エンタープライズ管理者がポリシーで無効化した場合、自律型自動修正だけでなく、従来の自動修正機能も含めたすべての自動修正機能が利用できなくなります。
料金体系と消費リソース
パブリックプレビュー期間中、本機能は組織が保有する「AIクレジット(AIサービスを利用するために割り当てられた仮想的な利用枠)」を消費します。クレジットは実際に修正処理が実行されたアラートに対してのみ消費されます。プレビュー期間における利用実績は他のCopilotアクティビティとは個別に明細化されず、合算されて集計されます。
また、この修正プロセスに伴う検証などのアクティビティは、GitHub Actionsの実行時間(ビルドやテストなどの自動化プロセスを実行するためのコンピューティング時間)も消費します。
なお、プレビュー開始に伴いGitHubの公式コミュニティ(GitHub Community)内に議論スペースが設けられており、ユーザーからのフィードバックを受け付けています。