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GitHub Copilot Changelog

GitHub、SlackとTeams向けCopilot連携を大幅強化 コンテキスト把握の拡充や会話中のモデル切り替えに対応

要点

  • GitHubは、SlackおよびMicrosoft Teams向けのGitHub Copilot機能に関する最新アップデートを発表した。
  • チャット内の添付ファイルや画像、スレッド履歴をコンテキストとして参照できるようになり、GitHub上の作業と会話の相互リンクにも対応した。
  • 会話の途中で利用するAIモデルを切り替えて維持できるようになったほか、Slackではデフォルトのリポジトリ指定が可能になった。
  • 長時間タスクのステータス表示や切断時の再接続、重複回答の防止など、安定性と信頼性を高める修正が多数実施された。
  • 本アップデートはGitHub Copilot BusinessおよびEnterprise組織向けのパブリックプレビューとして提供され、順次展開されている。

GitHubは2026年9月25日、チャットツールのSlackおよびMicrosoft Teams上で動作する「GitHub Copilot」連携機能のアップデートを公開した。チャット内の文脈をより深く理解してGitHub上のタスクへ直結させる仕組みの導入や、モデル選択などの制御機能、長時間の処理に関わる信頼性の向上が図られている。本機能群は、GitHub Copilot BusinessおよびGitHub Copilot Enterpriseプランを利用する組織を対象としたパブリックプレビューとして提供される。

会話コンテキストの把握強化とGitHub作業へのスムーズな連携

今回のアップデートにより、日常的なコミュニケーションツール内にある情報を作業コンテキスト(文脈情報)としてCopilotが直接参照できる範囲が広がった。

Slack環境では、サポート対象のファイルや添付ファイル、メッセージへのリンクをコンテキストとしてCopilotに読み込ませることが可能となった。一方のMicrosoft Teams環境では、チャット内に挿入されたインライン画像、転送されたメッセージのコンテキスト、さらにチャンネルやスレッドの過去の会話履歴をCopilotが認識して処理に役立てられるようになっている。

あわせて、チャット上の議論からGitHub上の作業を作成する処理も改良された。Copilotが新しいIssue(課題管理項目)を作成する前に既存の類似Issueが存在しないかを確認する仕組みが加わったほか、作成された成果物への直接リンクが提示されるようになった。さらに、生成された作業側からも元の会話へ戻れるリンクが保持されるため、チームメンバーが意思決定の背景や経緯を容易に追跡できるよう配慮されている。

モデル切り替えとリポジトリ設定による制御性の向上

開発作業の進行に合わせた細かな制御機能も追加されている。

ユーザーは会話の途中であっても次のメッセージで利用するAIモデルを切り替えることができ、その選択をその後の会話全体で維持できるようになった。タスクの性質や複雑さに応じて適切なモデルを柔軟に選択しながら対話を進めることが可能だ。

加えてSlackでは、デフォルトで使用する所有者(オーナー)およびリポジトリをあらかじめ設定できるようになった。これにより、複数のリポジトリにまたがる作業や共有チャンネルでのやり取りにおいても、意図したリポジトリに対してスムーズに作業を指示しやすくなっている。

長時間タスクの挙動改善とプラットフォーム別の不具合修正

バックグラウンドで時間を要するタスクの処理や、接続の安定性に関する改善も幅広く実施された。

両プラットフォーム共通の改善として、実行に時間がかかるタスクにおける実装計画(implementation plan)の進捗ステータスがより明確に表示されるようになった。また、応答が途切れたり古い返答が残ったりした場合の処理が改善されたほか、会話がアイドル状態になった後の再接続動作の予測可能性が高められている。タスクが停滞した場合や接続が遮断された場合、アクセス権限の設定によって作業が続行できない場合などには、より正確なエラーメッセージが表示されるよう改良された。

プラットフォーム固有の修正も行われている。Microsoft Teamsでは、チャンネルやスレッドの履歴保持の信頼性が向上したほか、回答が重複して出力される問題の防止、Teamsによって変換された画像の正確な処理、ユーザー所有のリポジトリや大規模なチャンネルにおける動作の安定化が図られた。

Slackでは、実装計画のリカバリー機能が強化されたほか、リポジトリ選択ツール(リポジトリピッカー)やコードチャンネルに関する不具合が修正された。さらに、別のリポジトリへ切り替えた際に古いセッションが以前のリポジトリに対して誤って操作を継続しないよう、安全な切り替え処理が導入されている。

提供形態と利用開始手順

本機能群は、GitHub Copilot BusinessおよびGitHub Copilot Enterpriseを契約している組織に向けてパブリックプレビューとして提供されている。利用にあたって発生する消費量は既存のCopilot利用枠にカウントされ、既存のCopilotクラウドエージェント予算で管理できる。なお、機能の一部は段階的にロールアウトされており、ワークスペースによっては利用可能になるまで時間がかかる場合があるとしている。

利用を開始する手順はプラットフォームごとに案内されている。

Slackの場合:

  1. 組織の管理者がCopilotクラウドエージェントポリシーを有効にしていることを確認する。
  2. Slack向けGitHubアプリをインストールまたは最新版へアップグレードする。
  3. GitHubアカウントを連携し、会話内で @GitHub をメンションして呼び出す。

Microsoft Teamsの場合:

  1. 組織の管理者がGitHub Copilotクラウドエージェントおよびクラウドサンドボックスを有効にしていることを確認する。
  2. Microsoft Teams向けGitHubアプリをインストールまたは最新版へアップグレードする。
  3. Teams内で @GitHub をメンションし、画面の指示に従ってGitHubアカウントを接続する。
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