Googleが2026年7月のAI関連アップデートを公開 エージェント向け新モデルや次世代ロボット用「ER 2」など多数
要点
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Googleは、AIエージェントの構築やスケール化を支援する3つの新しいGeminiモデル「Gemini 3.6 Flash」「3.5 Flash-Lite」「3.5 Flash Cyber」を発表した。
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ロボット向けの高度な身体化推論モデル「Gemini Robotics ER 2」が発表され、デジタル知能と物理世界を橋渡しする役割を担う。
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サムスンの新型折りたたみデバイスの発売に伴い、Android 17に移行機能が統合され、iPhoneからのワイヤレスデータ転送が容易になった。
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AIアシスタント機能「Gemini Spark」によるウェブ作業の自動化や、Google検索と外部アプリの連携など、日常の利便性を高めるアップデートが導入された。
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山火事の早期検知を目的とした新しい人工衛星の導入や、熟練職人の労働力支援に向けた提携など、社会課題解決への取り組みも示された。
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Googleは、2026年7月に発表されたAI関連の主要なアップデート情報を公開した。今回の発表では、開発者向けの新型Geminiモデルの追加や、ロボットが物理世界でタスクをこなすための意思決定モデルの導入など、多岐にわたる進展が報告されている。また、最新のAndroidデバイスとの連携機能や社会課題の解決を目指す取り組みについても紹介された。
開発者を支援する新しい3つのGeminiモデル
Googleは、AIエージェントの量産とスケール化(大規模な展開)を目指す開発者や企業向けに、3つの新しいAIモデルを発表した。
追加されたのは「Gemini 3.6 Flash」、「Gemini 3.5 Flash-Lite」、および「Gemini 3.5 Flash Cyber」である。
AIエージェントとは、ユーザーに代わって自律的に状況を判断してタスクを実行するAIシステムを指す。これらのモデルは、より高い「トークン効率」(AIが処理するデータの単位あたりの効率性)と「低遅延」(データ処理の要求から応答が返るまでのタイムラグの短縮)を両立させ、さらに安定して信頼性の高いパフォーマンスを発揮するように設計されている。これにより、実用的なエージェント機能の運用の効率化が図られる。
物理世界で推論するロボティクスモデル「ER 2」
ロボット開発の領域においても、AIの技術革新がもたらされている。Googleは、これまでで最も高度な身体化推論(エンボディド・リーズニング)モデルである「Gemini Robotics ER 2」を発表した。身体化推論とは、デジタル空間上の知能をロボットのような物理的な体と組み合わせることで、現実世界の環境を理解して行動を決定する技術である。
この「ER 2」モデルは、デジタル上の知識と物理的な現実世界の隙間を埋める存在として開発された。これにより、ロボットなどの物理システムは人間と自然に会話を交わし、自分自身の周囲の環境を適切に把握した上で、複雑で手順の多いタスクを順序立てて実行できるようになるという。
新型Galaxyデバイスの登場とAndroid 17でのデータ移行改善
サムスンが開催したイベント「Galaxy Unpacked 2026」において、新型折りたたみスマートフォンである「Galaxy Z Fold8 Ultra」、「Fold8」、および「Flip8」が発表された。Googleはこれらの新製品の登場に合わせて、Android上での初期設定を簡単にするプロセスを導入するとともに、同社のAI機能である「Gemini Intelligence」の初期機能を展開している。
さらに、今回のZシリーズの発表に付随して、新しいモバイル向け基本ソフトである「Android 17」に組み込まれた、新たなネイティブデータ移行機能も明らかにされた。ネイティブ移行とは、サードパーティ製の別のアプリケーションを別途ダウンロードすることなく、OSの基本機能だけでデータを移せる仕組みである。この機能により、iPhoneから新しいAndroidデバイスへ移行する際、ワイヤレス接続を介して従来よりも多くの種類のデータをスムーズに引き継ぐことができるようになった。
日常タスクを効率化する検索機能と「Gemini Spark」
日常生活の利便性を高めるためのアップデートも多岐にわたる。
新たなAIツール「Gemini Spark」が導入され、ユーザーが日常的によく行うウェブ上の用事を自動で処理できるようになった。また、Google検索においては、ユーザーがよく利用するお気に入りのアプリケーションを直接リンクさせることができる機能が追加された。
クリエイティブな分野への支援も強化されており、映像や音楽を制作するクリエイター向けの次世代ツールが機能拡張されている。
社会貢献と今後のAIの展望
AI技術を環境保護や社会支援に役立てる活動も進んでいる。Googleは、山火事を早期に検知するための新しい人工衛星群の導入を発表した。また、技術職を担う労働力(熟練職人)の確保やスキルの支援を目的としたアライアンス(提携関係)の結成も行っている。
今回の発表に関して、Google DeepMindの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)であるデミス・ハサビス氏は、AIが社会に変革をもたらす重要な歴史的局面において、今後のテクノロジー開発に向けたビジョンを提示した。