マイクロソフト、開発環境を一括構築する「Foundry Dev Pack」を発表 単一コマンドでCLIやエディタ拡張機能、AIエージェント向けスキルを導入
要点
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米マイクロソフトは、Microsoft Foundry向けの開発環境構築を単一コマンドで完了できる統合インストーラー「Foundry Dev Pack」を発表した。
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ターミナル、エディタ(IDE)、コーディングエージェントのそれぞれで使用する各種ツール群をまとめてマシンに導入する。
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導入対象には、Azure CLIやAzure Developer CLI(azd)を含むコマンドラインツール、VS Code向けツールキット、AIエージェント向けスキル、プレビュー版のFoundry Canvasが含まれる。
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ユーザー環境にVS CodeやGitHub Copilot Appが存在する場合のみ、対応する拡張機能やキャンバスが自動的にインストールされる仕組みを採用している。
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Windows、macOS、Linuxの各OSに対応したインストールコマンドが公開されており、導入後はCLIやエディタ、AIへの指示から即座にエージェント開発を開始できる。
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米マイクロソフトは2026年9月15日(協定世界時)、同社のAI開発プラットフォーム「Microsoft Foundry」における開発環境のセットアップを簡素化する統合インストーラー「Foundry Dev Pack」を公開した。同社シニアプロダクトマネージャーのSharon Xu氏が公式ブログで明らかにした。
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これまで個別に実行する必要があった環境構築の手順を1つのプロセスに統合したもので、開発者が利用するOS上で専用のコマンドを1回実行するだけで、ターミナル、エディタ(統合開発環境: IDE)、コーディング支援AI(コーディングエージェント)に必要なツール群をまとめてマシンへ準備できるという。
初期セットアップを一元化するオールインワンインストーラー
Foundry Dev Packは、Microsoft Foundryを利用したアプリケーション開発やAIエージェント開発を始める際の初期導入作業を一本化するために開発されたツールである。
従来、Microsoft Foundryの各種機能を利用するには、クラウド操作用のコマンドラインインターフェース(CLI)やエディタ拡張機能などを個別に調査し、順次インストールする必要があった。今回発表されたDev Packを導入することで、開発者が好む作業スタイル(ターミナル中心、VS Code中心、あるいはAIエージェントを活用した開発)に関わらず、共通の起点から迅速に開発へ着手できるようになるとしている。
環境を検知して導入される4つの主要コンポーネント
Foundry Dev Packを実行すると、利用者の環境に合わせて以下のツール群が自動的に構成される。
1. Foundry Command Line Tools(ターミナル向け)
ターミナル上でプロジェクトのスキャフォールディング(雛形作成)、デプロイ、評価、自動化を行うためのコマンドラインツール群である。Azure CLI(az)およびAzure Developer CLI(azd)に加えて、azd向けのMicrosoft Foundry拡張機能(Microsoft Foundry Extension for azd)が含まれる。
2. Microsoft Foundry Skill(コーディングエージェント向け)
コーディング作業を自律的に支援するコーディングエージェントに対し、Microsoft Foundryのワークフローに関する再利用可能なガイダンスを提供するスキルである。これを導入することで、AIエージェントに対してFoundryに関する一連の作業指示を行えるようになる。
3. Microsoft Foundry Toolkit for Visual Studio Code(エディタ向け)
開発用エディタであるVisual Studio Code(VS Code)上で、エージェントやアプリのビルド、テスト、評価、デプロイを実行可能にする拡張機能である。このツールキットは、対象のマシン上にVS Codeがインストールされている場合のみ自動で導入される。
4. Foundry Canvas(プレビュー版)
視覚的なガイド付きキャンバスを用いて、クラウド上で実行・管理されるホスト型エージェント(hosted agent)の設計やデプロイを行える機能である。現在はプレビュー版としての提供であり、対象のマシン上に「GitHub Copilot App」が存在する場合にのみインストールされる仕様となっている。
OS別の導入コマンド
Foundry Dev Packは主要なオペレーティングシステムに対応しており、それぞれパッケージマネージャーやシェルスクリプトを用いた単一のコマンドでインストールを実行できる。
- Windows: Windows標準のパッケージマネージャーであるwingetを使用する。
winget install Microsoft.FoundryDevPack - macOS: Homebrew経由でCaskパッケージを導入した後にインストールコマンドを実行する。
brew install --cask microsoft/foundry/devpack && foundry-devpack install - Linux: 公式のインストールスクリプトをcurlコマンドで取得してbashで実行する。
curl -fsSL https://aka.ms/foundry-devpack-install.sh | bash
3つの開発スタイルに応じたエージェント構築の開始手順
環境構築が完了した後のエージェント開発開始手順についても、開発者が利用するインターフェースごとに複数の方法が案内されている。
- CLIを利用する場合: ターミナルで
azd ai agent initコマンドを実行することで、あらかじめ用意されたテンプレートをもとに最初のエージェントを作成できる。 - VS Codeを利用する場合: VS Codeの画面左側にあるアクティビティバーからFoundry拡張機能のアイコンを選択し、提供されているテンプレートの探索やカスタムエージェントの作成画面へアクセスできる。
- コーディングエージェントを利用する場合: インストールされたFoundry Skillを活用し、AIアシスタントに対して「Create my Foundry hosted agent end to end.」と指示を入力することで、ホスト型エージェントの設計・構築をエンドツーエンドで依頼できる。
公式ブログでは、詳細情報やクイックスタートガイドとして公式ドキュメント(https://aka.ms/foundrydevpack)も併せて案内されている。