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Microsoft Foundry Blog

Microsoft Foundry、2026年9月の更新を発表 GPT-6ファミリーGAやエージェント実行基盤を強化

要点

  • 「GPT-6 Astra」「GPT-6.1 Sol」「GPT-6 Luna」の3モデルが一般提供(GA)となった。

  • エージェントのスケジュール実行機能「Routines」やツール検索、エージェント間連携(A2A)がGAに達した。

  • 音声対話エージェントや長時間タスクの耐障害性、トレース調査機能「Insights」がパブリックプレビューとなった。

  • ローカル環境「Foundry Local 2.1」でファイル複製が不要なモデル持ち込みに対応した。

  • 米マイクロソフトは、AI開発プラットフォーム「Microsoft Foundry」における2026年9月のアップデート内容を公式ブログで公開した。フラグシップモデル「GPT-6」シリーズの3モデルが一般提供(GA:正式提供)となったほか、エージェントの自動実行やツール連携機能が正式リリースを迎えた。さらに音声対話や運用監視、ローカル環境の拡張など、エージェントの開発から運用に至る幅広い機能強化が図られている。

用途別に分かれたGPT-6シリーズ3モデルがGA

9月中に順次投入された「GPT-6」シリーズの3モデルが、すべてGAとなった。最も高い処理能力を持つ「GPT-6 Astra」、高水準な性能と低コストを両立した「GPT-6.1 Sol」、大量タスク向けの「GPT-6 Luna」がラインアップされている。

9月3日にリリースされたAstraは高度な作業向けで、100万トークン(AIが文章を処理する最小単位)あたりの価格は入力10.00ドル、出力50.00ドル、過去の入力を再利用するキャッシュ入力が1.00ドルとなる。9月29日に登場したGPT-6.1 Solはコーディングやコンピュータ操作、専門業務の性能を高めたモデルだという。Astraに近い性能を低コストで提供することを目的としており、入力2.00ドル、出力10.00ドルで、キャッシュ入力は前世代のGPT-6 Solから半額となる0.10ドルに設定された。なお、同モデルでツール呼び出しを行う際は「Responses」機能の利用が必須となる。9月22日リリースのLunaは大量処理に特化し、入力0.10ドル、出力0.50ドル、キャッシュ入力0.01ドルという低廉な価格が設定されている。

3モデル共通の仕様として、105万トークンのコンテキストウィンドウ(一度に把握できる情報量の上限)と、推論を含めた最大12万8000トークンの出力を備える。ストリーミングや関数呼び出し、構造化出力、画像入力に対応し、知識カットオフはAstraとSolが2026年4月、Lunaが2026年5月となっている。

外部モデルと独自マルチモーダルモデルの展開

サードパーティ製や独自モデルの展開も明かされた。9月24日にはAnthropicの「Claude Opus 5.5」のFoundry提供が発表された。

マイクロソフト独自モデルでは、合成商品画像を使った複数参照編集に対応する画像生成モデル「MAI-Image-2.6」および「MAI-Image-2.6-Flash」のパブリックプレビューが9月4日に開始された。また9月3日には、高精度・低価格をうたう音声認識モデル「MAI-Transcribe-2」のデモ提供が確認されている。

エージェント実行機能の正式版と音声対話プレビュー

自律型エージェントの開発環境では、運用の自動化を支える機能がGAを迎えた。タイマーや定期スケジュール、GitHubやTeamsのイベントを契機にエージェントを実行する「Routines」がGAとなった。ただし、エージェント自身がスケジュールするリマインダーツールはプレビュー継続となる。

必要なツール定義をオンデマンドで取得する「Tool Search」や、複数エージェントが連携する「Agent-to-Agent(A2A)」もGAに達した。ホステッドエージェント向けToolbox(道具箱)はGAを維持し、プロンプトエージェント向けToolboxがパブリックプレビューとなった。さらに、音声でやり取りする「Voice agents」や、バックグラウンド処理で障害から回復できる耐障害性機能のプレビューも始まった。

運用監視・ルーティング・ローカル実行環境の強化

運用監視や開発基盤のアップデートも行われた。実行トレース(処理過程を記録したログ)をもとにエージェントの挙動を調査できる「Insights」がパブリックプレビューとなり、エージェントを変更する前の検証が可能になった。モデルの振り分けを担う「Model Router」には、同一セッションでモデル割り当てを固定するセッションアフィニティとルーティングメタデータのプレビューが加わり、ターンごとのモデル選択を確認できる。

ローカル実行環境「Foundry Local 2.1」では、ファイルを複製することなくONNX Runtime GenAI互換モデルを登録できる「BYOM(モデル持ち込み)」をサポートし、Content Understanding向けのプレビューツールも追加された。開発ツール関連では「Dev Pack」へのインストーラー追加や、「Foundry Toolkit」におけるテンプレート、スキル専用Toolbox、未完了のResponses作業を制御する機能の実装が行われている。

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