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OpenAI Blog

OpenAI、AI教育「OpenAI Academy」2周年を発表 地域指導者を育成する新制度も始動

要点

  • OpenAIは、実用的なAIスキルの習得を支援する教育プログラム「OpenAI Academy」が、立ち上げから2周年を迎えたと発表した。

  • これまでに250回以上のイベントを開催し、累計400万人を超える参加者が教材や講習を通じてAI活用を学んだ。

  • 職種別の新コースやバッジ認定制度の導入に加え、地域の組織が自ら講習を実施できるようにする「コミュニティ・トレーナー・プログラム」の試験運用を開始した。

  • OpenAIは2026年9月23日、AIスキルの実践的な学習プログラム「OpenAI Academy」の開設2周年に伴う実績と今後の展開を発表した。2024年9月の開始以来、累計で400万人以上が学習コンテンツを利用したという。同社は地域のパートナー組織が独自に研修を行えるよう指導者を育成する「コミュニティ・トレーナー・プログラム(OpenAI Academy Community Trainer Program)」のパイロット展開も新たに開始した。

2年間で400万人以上が参加、実務直結のAIスキル習得を支援

OpenAI Academyは、AIに関するトレーニングや技術的なガイダンス、コミュニティへのアクセスを広げる目的で2024年9月に開設された。当初は開発者や、地域課題の解決に取り組むミッション重視の非営利団体などを主な対象としていたが、現在は教育関係者、中小企業の経営者、ソフトウェア開発者、NPOリーダー、地域住民へと対象を広げている。

これまでの2年間で主催イベントは250回を超え、400万人以上の人々が教材やイベントに関わってきたと報告されている。提供形態も拡充されており、自分のペースで学べるオンラインコースをはじめ、実践ガイド、対面ワークショップ、複数拠点を結んで同時開催される大規模イベント「AI Skills Jams」などが展開されている。

職種別ラーニングパスとバッジ認定制度の新設

同社は2026年9月、新たな学習体系として職種別の「ラーニングパス」を導入した。ナレッジワーカー、開発者、組織リーダー、教育者、大学生の5つの区分が設定されている。

受講者はそれぞれの役割や職種に直結したコースを選択して学習を進めることができ、所定のアセスメント(理解度評価テスト)に合格すると「Academyコースバッジ」と呼ばれる認定バッジを取得できる仕組みとなっている。

日常の課題解決を重視した実践的な活用事例

プログラムの特徴は、単なる理論の解説にとどまらず、受講者が日常業務で直面している具体的な課題の解決にAIを活用する点にある。発表では以下のような活用シーンが紹介された。

  • 教育現場: 教師が「ChatGPT」を活用し、クラスや生徒の理解度に合わせて授業計画や教材を柔軟に調整する。
  • 中小企業: 経営者が顧客リサーチを効率的かつ定型化された手順として確立するためにAIを活用する。
  • ソフトウェア開発: 開発者が「Codex」(OpenAIが開発したプログラムコード生成・支援ツール)を用いてコード変更の計画や実装を行い、自身でレビューを主導しながら開発を進める。

OpenAIは、実務に直結する課題にAIツールを試せる専用の時間と場を持ち、仲間との学び合いやメンターの支援を受けられる点が講習の最大の価値だと説明している。

地域パートナーとの連携と全米規模の実績

プログラムの展開では、全米および各地の地域組織との連携が中核となっている。パートナー組織が持つ地域の信頼関係を活かし、参加者の実務や直面する課題に合わせた内容を共同で設計しているという。

中小企業オーナー、教育者、退役軍人、非営利団体向けに定期ワークショップを実施しているほか、米国の初等・中等教育に携わる教員を対象とした「AI Skills Jam for K–12 Educators(K-12は幼稚園から高校までの教育課程を指す区分)」では、8都市にわたり1,600人以上の教員や教育行政関係者が参加した実績がある。

教育能力を内製化する「コミュニティ・トレーナー・プログラム」

パートナー組織が自立して研修を実施できるよう、同社は「OpenAI Academy Community Trainer Program」のパイロット運用を開始した。

参加組織が推薦したスタッフに対し、カリキュラムやワークショップを進行するためのファシリテーション手法を研修する。研修内容には以下の要素が含まれる。

  • 実用的なワークフローの実演
  • 参加者が自身の業務課題にAIを適用するための支援方法
  • 受講者同士の学び合い(ピアラーニング)の促進
  • 成果物の評価を行う受講者へのサポート

推薦されたスタッフは、研修とファシリテーション評価を修了することで、自身のコミュニティや組織内でAcademyのセッションを講師として主導できるようになる。学校や労働力開発機関、中小企業ネットワーク、市民団体が自前の指導力を身につけ、地域内に相談できる指導者を確保することを目指しているという。

今後の展望

OpenAIは今後も受講者やパートナーからの知見をもとにオンラインコースやワークショップの拡充を継続する。コミュニティ・トレーナー・プログラムを通じて地域主導の学びを広げ、多くの人々が日々の生活や業務でAIを自信を持って活用できる環境を整えていく方針だ。

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