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OpenAI Blog

OpenAI、ChatGPTの学習支援機能「Study Mode」と教育者向け研修の多言語提供を発表

要点

  • 米OpenAIは2026年10月15日の「教師の日」に、対話を通じて段階的に学べるChatGPTの新機能「Study Mode」を発表した。

  • 教育専門家らと共同開発されたStudy Modeは、一問一答形式の質問やヒントで学習者の能動的な推論を促す。

  • 無料学習基盤「OpenAI Academy」で、初等・中等・高等教育向け講座「AI for Educators」のポルトガル語版を公開した。

  • 大学を舞台にしたキャンペーンも展開し、AI時代においても生徒を導く教師の教育的判断の重要性を訴えている。

  • 米OpenAIは2026年10月15日、対話を通じて学習者の思考を深めるChatGPTの新機能「Study Mode(スタディモード)」を発表した。あわせて、無料学習プラットフォーム「OpenAI Academy」において、教員向け研修コース「AI for Educators」のブラジル・ポルトガル語版の提供を開始した。同社は「教師の日(Teachers’ Day)」に合わせた今回の発表を通じ、AIを活用した能動的な学習体験と、教育現場における教師の役割の重要性を提示している。

問いかけで思考を深めるChatGPTの新機能「Study Mode」

ChatGPTの新機能として発表された「Study Mode」は、特定のテーマについて質問、ヒント、解説、理解度チェックを段階的に進めながら探求できる学習支援機能だ。単にAIが答えを提示して終了するのではなく、学習者が能動的に対話へ参加し、自身の推論や思考プロセスを振り返ることを後押しする。

本機能は現場の教員や科学者、教育学(ペダゴジー:効果的な教育方法や指導技術を研究する学問)の専門家と共同で開発された。利用時は、ChatGPTのツールメニューから「Study」を選択することで有効化できる仕組みとなっている。

自習から授業連携までを想定した活用シナリオ

OpenAIは、Study Modeの具体的な利用法として自習と授業連携の双方の事例を提示している。

生徒の自習では、生物学の復習を行う例が示された。例えば「酵素について勉強している。1問ずつ質問を出し、回答を待ってから復習すべき箇所を特定してほしい」と指示することで、AIが一問一答形式で学習者のペースに合わせながら理解度を確認していく。

また、教員自身が専門科目で試すことで、出題が生徒の思考を促しているかや、解説表現が学級に適しているかを事前に検証することも可能だ。

さらに授業実践の例として、蒸発の仕組みを扱う理科の授業が紹介されている。生徒は「なぜ物干し竿の服が乾くのか」という課題をStudy Modeで探求したのち、チャット履歴を見返さずに各自の言葉で説明文と討議用の質問を作成する。教員はその回答を通じて、クラス全体で再指導すべきポイントを的確に把握できるという。

教育者向け無料講座「AI for Educators」のポルトガル語版

新機能の提供と並び、教育者を支援する取り組みとして、無料学習プラットフォーム「OpenAI Academy」内の研修コース「AI for Educators」にブラジル・ポルトガル語版が追加された。

本コースは初等、中等、高等教育に携わる教員を対象としている。授業計画の立案、課題や小テストなどの評価作成、連絡文書の準備といった実務において、AIをどのように活用できるかを具体的に解説する。AIを活用しながらも、教員独自の教育的判断を保持した指導手法の習得を目指している。

AI時代における教育者の重要性を強調

今回の発表に合わせ、OpenAIは大学の講義室を舞台にしたキャンペーンも公開した。教育環境における教員と生徒の関係性の変化をユーモラスに描きつつ、AIが存在する世界での教育者の役割を称える内容となっている。

同社は、適切な問いかけが生徒の潜在的な疑問を浮き彫りにし、深い理解へと導く力を持つと説明する。生徒を熟知し、最初の試行錯誤から理解へと導くのは現場の教師であるとし、テクノロジーが新たな学習手法を開く一方で、生徒の好奇心を知恵へと変える主体は教育者自身であると強調している。

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