OpenAIが新モデル「GPT-6.1 Sol」を発表 最上位級の知能を5分の1の価格で提供
要点
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OpenAIは、高度なコーディングや実務タスクに対応する新AIモデル「GPT-6.1 Sol」を発表した。
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最上位モデル「GPT-6 Astra」に迫る知能を備えながら、標準のトークン利用料金を5分の1に抑えている。
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キャッシュ入力料金は100万トークンあたり0.10ドルに設定され、エージェント運用の費用負担を大きく軽減する。
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ChatGPT WorkやCodexの有料・教育プラン向けに即日提供され、開発者向けAPIも同時に公開された。
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近日中にCodex上で最大8倍のトークン生成速度を実現する「Ultrafast」版の提供も予定されている。
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米OpenAIは、新たなAIモデル「GPT-6.1 Sol」を発表した。従来の「GPT-6 Sol」を改良したモデルであり、最上位モデルに迫る高度な処理性能を備えながら、利用料金を大幅に低廉化した点が特徴となっている。発表と同時に開発者向けAPIおよびChatGPT Work、Codexの一部プランで提供が開始された。
最上位モデルに迫る性能を低コストで実現
GPT-6.1 Solは、プログラミングやPC操作、各種実務ワークフローにおいて、同社の最上位モデル「GPT-6 Astra」に近い知能を発揮するモデルとして設計された。最大の強みは費用対効果にあり、標準の入力および出力トークン料金はAstraの5分の1に設定されている。
APIの標準料金は、入力が100万トークンあたり2ドル、出力が100万トークンあたり10ドルとなっている。さらに、過去のプロンプト情報を再利用して処理負荷を下げる「キャッシュ入力」は100万トークンあたり0.10ドルで提供される。これは標準入力価格から95%安く、前世代のGPT-6 Solのキャッシュ入力料金と比べても50%安い。長時間のコンテキストを繰り返し参照する自律型エージェントの開発や運用において、コスト負担を大きく抑えられる構造だという。
なお、同社が提示したラインナップでは、最高性能の「GPT-6 Astra」(入力10ドル/出力50ドル)、実用性と価格のバランスを重視した「GPT-6.1 Sol」(入力2ドル/出力10ドル)、大規模な日常作業向けの「GPT-6 Luna」(入力0.10ドル/出力0.50ドル)という3層の構成が示されている。
コーディングや実務タスクで高いベンチマークを記録
GPT-6.1 Solは、日々の実務において発生する複雑なタスク全般で処理能力を向上させている。
実際のコードベースを対象にした長時間のソフトウェア開発課題を評価する「DeepSWE v1.1」では、Astraの約5分の1のコストで同等のスコアを達成した。従来のGPT-6 Solの最高スコアに対しても、より低い推論負荷(モデルが思考に費やす計算量)と低コストでありながら6.4ポイント上回ったとされている。
専門的な実務文書の読解力を測る「GDP.pdf」ベンチマーク(金融、医療、法務などの表やグラフを含むPDF文書の解析)では、他社モデルの「Opus 5.5」を上回る成績を半分以下のタスクコストで記録した。ここでもAstraの性能水準に迫りつつ、タスクあたりの費用を約5分の1に抑えている。
また、47種類のツールを横断して一連の業務を処理する「AutomationBench」では、中程度の推論設定においてOpus 5.5を2.2ポイント上回り、コストは約3分の1で済むという結果が示された。GPT-6 Solの同設定と比べても4.8ポイント向上している。
コンピューター操作と科学研究分野での検証結果
画面認識を伴うPC操作タスクを検証する「OSWorld 2.0」のオフラインテストにおいて、GPT-6.1 Solは最大推論設定でGPT-6 Solを7ポイント上回り、コストは半分未満となった。Astraのスコアとも2.1ポイント差に迫り、タスクあたりの費用は約7分の1にとどまったとしている。
科学研究ワークフロー(データ分析、シミュレーション、定理証明など)を評価する「Terminal-Bench Science 0.1」では、最大推論設定においてGPT-6 Solの2倍以上のスコアを記録した。タスクあたりの平均コストは5.47ドルとなり、Opus 5.5(23.21ドル)やAstra(23.80ドル)と比較して75%以上の低コスト化を達成している。ただし、同ベンチマークの最高スコアはAstra(68.1%)であり、極めて高度な科学研究には引き続きAstraが適していると説明されている。
事実精度の向上と安全性、提供形態
事実の正確性に関しては、過去モデルで誤りが指摘された難度の高い対話データを用いたテストにおいて、低推論設定での事実誤認を含む回答割合が11.4%から7.7%へと約32%削減された。テストされた全設定において、Astraとの誤り率の差は1.9ポイント以内に収まりつつ、コストは5分の1未満を維持している。
安全性やモデルの制御性(アライメント)も強化された。検索ツールの不具合に対する透明性や明示的な制限の遵守、エージェント実行時の不正な結果の回避において失敗率が低減した。また、自動安全レビュアーの回避を試みる挙動は確認されていないという。
GPT-6.1 Solは即日提供が開始されており、API名 gpt-6.1-sol で利用できるほか、ChatGPT WorkやCodexの有料・教育向けプラン(Plus、Pro、Business、Enterprise、Edu)で利用可能となっている。通常のChatGPT(Chat)では現時点で提供されていない。さらに、数日中にはCodex内で標準速度の最大8倍となる「GPT-6.1 Sol Ultrafast」の提供も予定されている。