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Sakana AI

Sakana AI、対話型サービス「Sakana Chat」を刷新 最新モデル「Fugu Max」の提供と対話内容を引き継ぐメモリー機能を追加

要点

  • Sakana AIが、Web上で提供する対話型AIサービス「Sakana Chat」の機能アップデートを発表した。

  • 先日APIとして公開された最新のオーケストレーターモデル「Fugu Max」が、全ユーザー向けに提供開始された。

  • 「Fugu Max」は複数のオープンモデルを束ね、入力内容に応じて最適なモデルへ処理を割り振る仕組みを持つ。

  • 会話ごとの前提条件や文体の好みを次回以降の対話に引き継ぐ「メモリー機能」が新たに実装された。

  • メモリー機能は「Sakana Namazu」と「Fugu Max」の双方に対応し、設定画面からの確認や機能オフにも対応する。

  • AIモデルの開発を手がけるSakana AIは、同社が提供する対話型AIサービス「Sakana Chat」において機能アップデートを実施したと発表した。これまでAPI経由で先行提供されていた最新モデル「Fugu Max」がWebインターフェースを通じて全ユーザーへ開放されたほか、セッションをまたいで前提情報を保持する「メモリー機能」が新たに追加された。

「Sakana Chat」の歩みとこれまでの機能拡張

「Sakana Chat」は、API連携などの複雑な手順を必要とせず、同社が開発するモデルをブラウザ上でそのまま試用できる対話型プラットフォームとして提供されている。同サービスは2026年3月に独自モデル「Sakana Namazu」のα版リリースと同時に立ち上げられた経緯を持つ。

その後、2026年8月に実施されたアップデートでは、別のモデルである「Sakana Fugu」が追加され、利用者がモデルを切り替えて利用できるようになった。あわせてプログラムコードの実行機能や、画像および各種ドキュメントファイルの添付機能が導入されるなど、実用的な対話ツールとしての拡張が段階的に進められてきた。

複数オープンモデルを統合する「Fugu Max」の全ユーザー提供

今回のアップデートにおける主要な変更点の一つが、チャット上で利用可能なSakana Fuguが最新モデルである「Fugu Max」へと切り替えられた点である。

Fugu Maxは、多様なオープンモデルを組み合わせ、ユーザーから入力されたプロンプト(指示文)の内容に応じて最適なモデルへと動的に処理を割り振るオーケストレーターモデル(複数のモデルを統括して最適な処理を割り振るモデル)となっている。単一のモデルに依存するのではなく、異なる特性を持つモデルを協調させることで、最先端のフロンティアモデル(最高水準の性能を持つ大規模AIモデル)に匹敵する処理能力を実現したという。

利用にあたって追加の初期設定などは不要とされており、チャット画面上のモデル選択ドロップダウンから「Fugu Max」を指定するだけで、即座に最新モデルによる処理を利用できるようになっている。

会話をまたいで前提情報を保持する「メモリー機能」の新設

もう一つの大きな更新として、過去の対話内容を引き継ぐ「メモリー機能」が導入された。

従来の対話システムでは、会話セッションを終了するたびに前提条件や文脈が初期化されていた。これに対して新設されたメモリー機能では、利用者の役割や携わっているプロジェクトの内容、回答フォーマットや文体の好みなど、一度システムに伝えた情報が次回以降の会話へと引き継がれる。これにより、新しい対話を開始するたびに同一の前提説明を繰り返す必要がなくなるとしている。

メモリー機能の仕様とデータ管理・適用範囲

導入されたメモリー機能は、同サービスで選択可能な「Sakana Namazu」および「Fugu Max」の双方で利用可能となっている。

記憶されたデータに関しては、設定画面からいつでも内容を確認できる仕組みが整えられている。また、ユーザーの運用方針に合わせてメモリー機能そのものを無効化(オフ)にする設定も用意されている。

なお、記憶の対象となるのは今回のアップデート以降に交わされた対話のみであり、本機能の導入前に行われた過去の会話データは遡って保存されない仕様であることが説明されている。

Sakana Chatは専用サイト(https://chat.sakana.ai/)を通じて公開されており、利用者はWebブラウザから直接これらの新機能を利用可能となっている。

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