Sakana AI、オーケストレーションエンジン最新版「Fugu-Ultra v1.1」を発表 Claude Code対応エンドポイントも提供開始
要点
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Sakana AIは、複数のAIモデルを協調制御するエンジンの最新版「Fugu-Ultra v1.1」を発表した。
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最新のフロンティアモデルを動的に組み合わせることで、前バージョンから最大7.9ポイントの性能向上を記録している。
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評価テストにおいて、プール内に競合モデル「Fable 5」を含まない状態で、同モデルを上回るコーディングおよび推論性能を示した。
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性能向上が図られた最新版は、前バージョンである「Fugu-Ultra v1.0」と同価格で本日より提供が開始されている。
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AIコーディング支援ツール「Claude Code」と互換性のある接続エンドポイントが新たに導入された。
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AIスタートアップのSakana AIは、複数のAIモデルを協調させて最適に制御する技術「オーケストレーション」を搭載したエンジンの最新バージョン「Fugu-Ultra v1.1」を発表した。本バージョンでは前作から大幅な性能向上が実現されたほか、開発者向けツール「Claude Code」に対応した互換エンドポイントの提供も開始されている。これにより、開発者は使い慣れたターミナル環境から、複数の最先端AIモデルを組み合わせた高度なコーディング支援機能を利用できるようになるという。
動的な協調制御による大幅な性能向上
「Fugu」は、複数の異なるAIモデルを最適に制御して動作させるオーケストレーションエンジンを核としたモデルファミリーである。今回発表された「Fugu-Ultra v1.1」では、最新のフロンティアモデル(最先端のAIモデル)を動的に組み込むようシステムが強化され、これによりAIモデルの性能を客観的に評価するための指標である「ベンチマーク」において顕著なスコアの向上が確認された。
具体的には、従来のバージョンである「Fugu-Ultra v1.0」と比較して、最大で7.9ポイントの性能向上を記録したという。特に、プログラムの生成能力を測定する「ProgramBench」や、コマンドライン操作の正確性を評価する「Terminal Bench 2.1」といったテストにおいて、非常に高い成果が示されている。コーディングやエージェントとしての自律的なタスク、さらには高度な論理推論の領域において、実力が明確に強化された形だ。
単一モデルを超える「集合知」のアプローチ
今回の性能向上において最も注目されるのは、特定の単一AIモデルに依存しない「集合知(Collective intelligence)」アプローチの成果である。Sakana AIの検証によると、Fugu-Ultra v1.1は複雑なコーディングや推論タスクにおいて、現在業界をリードするモデルの一つである「Fable 5」を上回るパフォーマンスを達成したという。
特筆すべき点として、Fuguが呼び出すモデルの選択肢(エージェントプール)の中には、比較対象であるFable 5自体は含まれていない。つまり、個々の能力ではFable 5に及ばない複数のモデルであっても、それらを動的に協調・連携させるシステム全体の設計によって、単一の超高性能モデルを超える能力を引き出せることを実証した。同社はこの成果について、「集合知こそが未来である」とコメントしている。なお、この推論能力の大幅な強化は、従来のFugu-Ultra v1.0とまったく同じ価格設定のまま、本日より利用可能となっている。
Claude Codeとの互換性による連携強化
Fuguモデルファミリーはリリース以来、AIモデルの仲介サービスである「OpenRouter」や、クラウド開発プラットフォームである「Vercel」といった外部サービスに導入され、多くの開発者によるコーディング支援や調査ワークフロー、自動化タスクなどで活用されてきた。
今回、Fuguのアクセシビリティをさらに高める新たなステップとして、開発者向けAIコーディング支援ツール「Claude Code」(ターミナル上で動作するAI連携の開発支援ツール)に対応する互換エンドポイント(外部のプログラムから特定の機能やデータを呼び出す接続窓口)の提供が発表された。
これにより開発者は、使い慣れたClaude Codeの操作体系を維持したまま、Fuguが提供するマルチエージェント(複数の独立したAIが連携して働く仕組み)のインテリジェンスを直接ワークフローに導入することが可能になる。従来のように1つのAIモデルだけでプログラムの記述やデバッグ、実行を行うのではなく、複数の多様な最先端AIモデルからなる「プール」をターミナルから動的にオーケストレーションし、より困難な課題の解決に当たらせることができると説明している。
導入と利用開始について
今回の発表に関する詳細や、Claude Code互換インターフェースの導入手順については、Sakana AIのコンソールページ(console.sakana.ai/get-started)にて案内が開始されている。Fuguの持つ多様なAIモデルの連携力が、実際の開発現場でどのように開発効率を向上させるか期待が集まる。