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Cursor Changelog

Slack連携版Cursorが大幅アップデート、実行前の計画提示や複数リポジトリの切り替え、チャンネル間の情報共有に対応

要点

  • AIコーディングアシスタント「Cursor」のSlack連携において、実行前に作業計画を提示し、進行に合わせてステータスを逐次更新する機能が導入された。

  • 応答UIが整理され、メッセージ内の各種ボタンがフッターリンクに置き換わったほか、表やプルリクエストなどの表示が美しく改善された。

  • 複数リポジトリに跨る環境に対応し、必要に応じてSlack上から参照するリポジトリを動的に切り替えられるようになった。

  • 異なるSlackチャンネルやスレッドとの間で、情報を双方向にやり取りできる「クロスチャンネルワークフロー」が実現した。

  • AIコーディングアシスタント「Cursor(カーソル)」の変更履歴(Changelog)が2026年7月17日に更新され、コミュニケーションツール「Slack(スラック)」上の統合機能における大幅なアップデート内容が明らかになった。今回の更新では、指示に対する計画の事前提示や、複数リポジトリ(プログラムのソースコードや変更履歴を保存・管理しておく場所)が混在する開発環境への対応、さらには異なるチャンネル間を横断するワークフローなどが追加され、開発の実務における利便性が大幅に向上しているという。

実行計画の事前共有と表示UIの最適化

まず大きな改善点として、Slack上でのCursorの動作と表示デザインが最適化された。
従来は指示を入力すると自動的に処理が始まっていたが、今回のアップデートにより、実際の作業を開始する前にCursorが「実行計画(プラン)」を共有する仕組みへと変更された。これにより、ユーザーは処理が始まる前の早い段階で作業手順を確認し、もし意図と異なる場合は速やかに軌道修正を指示できる。また、作業進行中も進捗ステータスがリアルタイムで更新されるため、どのステップまで処理が進んでいるかを容易に追跡可能となった。

これに伴い、応答メッセージのUI(ユーザーインターフェース:情報の表示や操作を行う画面構成)も刷新された。メッセージ内に並んでいた各種操作ボタンが廃止され、コンパクトなフッターリンクに集約された。これにより画面が整理されたほか、テキストの表(テーブル)や、開発者が変更したプログラムの統合を他の開発者に依頼するプルリクエスト(PR)、生成されたコードなどの成果物であるアーティファクト(AIの実行プロセスによって生成されたプログラムのコードやドキュメントなどの具体的な成果物のこと)の表示品質が向上し、Slack上でよりクリアに描画されるようになっている。

「マルチリポジトリ」への対応と動的な切り替え機能

開発現場での実用性を高める機能として、複数のリポジトリが存在する「マルチリポジトリ環境」が正式にサポートされた。
中規模以上のシステム開発では、画面を表示する「フロントエンド」、サーバー処理を行う「バックエンド」、共通で使う「シェアードコード」のように、別々のリポジトリにソースコードを分割して管理することが一般的である。今回のアップデートにより、Cursorはあらかじめ定義されたマルチリポジトリ環境から起動できるようになり、ユーザーの指示文を読み取って、関係するすべてのリポジトリへアクセス可能な最適な環境を自動的に選択する。

また、作業の途中で現在の環境に含まれない別のリポジトリが必要になった場合には、Cursorが「Switch repository(リポジトリの切り替え)」ボタンをSlack上に提示する。ユーザーがこのボタンをクリックして対象のリポジトリや環境を選択するだけで、Cursorはそれまでの作業状態を引き継いだまま、中断した場所からすぐに処理を再開できる仕様となっている。

チャンネルやスレッドを越えた連携機能の実現

さらに、Slackの利便性を活かし、異なるチャンネルやスレッド(特定のメッセージに対して返信を繋げて会話をツリー状に整理する機能)との間で情報をやり取りできる「クロスチャンネルワークフロー」が実装された。
これまでのCursorは指示を受けた特定のチャンネル内だけで動作していたが、今後はワークスペース内の別チャンネルや他のスレッドから過去の会話などの文脈(コンテキスト)を取得できるようになる。さらに、処理した結果や進捗のアップデートを、最初に指示を受けたスレッドだけでなく、関連する別のプロジェクトチャンネルなどへも直接投稿して報告することが可能になった。これにより、複数のチャンネルをまたいだ業務の自動化や進捗の周知がスムーズに行えるとしている。

補足情報

開発元は、これら一連の新機能に関する設定手順などをまとめた公式ドキュメント(Slack docs)を公開しており、詳細を確認できるようになっている。

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